GPS搭載ランニングウォッチおすすめ3選。ランニング時の計測に特化したモデルを厳選

GPS搭載ランニングウォッチおすすめ3選。ランニング時の計測に特化したモデルを厳選

使いやすさはもちろん、デザイン性も良し。

音楽再生など多彩な機能が使えるスマートウォッチに比べて、もっと運動、スポーツに特化したのがGPSランニングウォッチ。スマホなしでサクッとランニングに出かけてもどれくらい走ったか細かいデータを記録できる、非常に便利なツールです。

Wirecutterでは、2014年から合計800km以上の距離を走り、2022年にもっともおすすめできるGPSランニングウォッチを厳選。その結果、トップ3に選ばれたのが以下の製品です。また記事後半では、人気のアップルウォッチをGPSランニングウォッチの代わりとして使う場合の注意点なども紹介しています。


「Coros Pace 2」

あらゆるレベルのランナーが重宝できる機能が盛り沢山。GPS接続がサクッと早い。軽量。バッテリー持ちが長い。メトリクスが細やか。価格がリーズナブル。

スマートウォッチの多機能さをあまり必要とせず、バッテリー駆動時間が長いGPSランニングウォッチを探しているならば、「Coros Pace 2」がおすすめ。業界トップクラスの軽量感で、価格もお手頃。ランニングに特化した機能が揃っていて、あらゆるレベルのランナーが楽しく使えるはず。GPSに接続するまで13秒とすばやく、ランニングを始めるまでに余計な待機時間もなし。距離や、ルート計測の精度も(完璧とはいえずとも)かなり頼りがいがあります。バッテリー駆動時間は、スタンバイモードで20日、GPS継続使用で30時間稼働します。心拍数計測の精度は微妙ですが、ストラップ使用で改善することはできます。歩数カウントはなかなかの高精度。アクティビティモードは豊富で、屋内ランニングやトラックランニングに対応。通知は好みに合わせて設定可能。スマホなしでの音楽再生やカレンダー同期、天気予報といった機能はなし。ランニングに関する細やかなメトリクスやしっかりと作り込まれた機能、使い心地が魅力。

「Garmin ForeAthlete 245」

ランニング中のデータは頼りがいあり。便利なスマートウォッチ機能搭載。

「Garmin ForeAthlete 245 Music」

「Garmin ForeAthlete 245」の音楽も聴けるバージョン。

「Garmin ForeAthlete 245」は、スマートウォッチの機能(通知、カレンダーの同期、天気予報など)も備えた万能なランニングウォッチ。ウォッチフェイスやランニング中のデータ画面はカスタマイズ可能。インターフェイスの使いやすさもばっちり。バッテリー寿命の長さは、「Coros Pace 2」と比べると短め。心拍数をテストしたところ「Coros Pace 2」よりも多少良い結果でしたが、こちらもチェストストラップを使えばより高い精度が期待できるはず。GPS接続までにかかった時間は44秒で、他社と比べると若干のんびり。GPSの精度は正確なときとそうでないときでばらつきがありますが、何度かランニングした際の誤差は1%以内でした。スマホなしで音楽再生ができるバージョンの「Garmin ForeAthlete 245 Music」もあります。

「Garmin Forerunner 45」

ランニングのほか、日中のアクティビティをトラッキングできる。

「Garmin ForeAthlete45」は、日中のアクティビティやワークアウトをトラッキングするのにシンプルなウォッチを探しているランナーにおすすめ。歩数カウントやアクティビティの自動検知ができます(ただし「Garmin ForeAthlete 245」と比べるとアクティビティの種類は少なめで、水泳は含まず)。GPS取得にかかった時間は19秒。安静時の心拍数モニタリングは一貫して頼りがいがあったのに対し、ランニング / ウォーキング中のインターバルでは多少の乱れが気になりました。「Garmin ForAthlete 245」とほぼ同じようなスマートウォッチ機能があります。より長いバッテリー駆動時間、さらなる機能性(水泳など)を求める場合には「Garmin ForAthlete 55」もあります。

ランニングウォッチはどんな人におすすめ?

より長く、速く走ることを目指すランナーたちには、まるで分析家のような一面があるはず。特にハーフマラソン(21.0975km)やフルマラソン(42.195km)のような長距離に挑戦する場合、本番のパフォーマンスや持久力を向上するために緻密なトレーニングが肝となります。

心拍数の計測が可能なGPSランニングウォッチでは、ストップウォッチの開始と停止、ランニング中の距離、時間、ペース、心拍数、ケイデンス(ステップ数)の計測、インターバルの取り方などのガイダンス、パフォーマンス分析や目標達成の電子記録ができるほか、ソーシャルな繋がりによるモチベーション向上も期待できます。

傾向としては、高度な機能を備えているものほど価格が高いです。最近のモデルにはスリムなものが多く、日中のアクティビティ(歩数カウント、座りっぱなし防止のリマインダー、自動アクティビティ検知など)や夜間の睡眠トラッキング機能を搭載したものも増えてきています。通知、メッセージのクイック返信、カレンダー通知、サードパーティ製アプリ対応などスマートウォッチのような機能も。価格がアップルウォッチ並みとなれば、ただランニングに使うガジェットというよりも、24時間365日装着するものとして、見た目もおしゃれでつけていて気分が上がるようなものを選ぶのが良さそうです。

GPSランニングウォッチおすすめ「Coros Pace 2」

「Coros Pace 2」は、ハイエンドなウォッチにある機能を搭載しているにもかかわらず、リーズナブルな価格が魅力のランニングウォッチ。音楽再生、SpO2(血中酸素飽和度)センサーはないですが、それでもデータが豊富で、初心者から上級者までシンプルに使いやすい要素が揃っています。

ストラップ部分はナイロン製(上の画像参照)、シリコン製(下の画像参照)の2種類あり、ダークネイビーまたはホワイトから選べます。Wirecutterが実際に試したのは、ナイロン製のしっかりした面ファスナー式。フィット感がよく、水に濡れてもストラップの耐水性は問題なし。ただ、シャツの袖に引っかかることが何度かありました。

GPSランニングウォッチのなかでは業界トップクラスの軽量感で、ナイロン製ストラップだと28g、シリコン製ストラップだと35gという軽さ。

GPS取得にかかる時間は約13秒と短めなので、サクッとランニングを始めやすいはず。スマホとの同期も素早く、自分はせっかちな方だという人に向いています。半年間使っていて、スマホとの同期に1分以上時間がかかったことは1度だけでした。

GPSの精度も優秀で、街中を約2.3km走った際には、かなり正確に距離を計測していました。ハドソン川沿いの約11kmを走ったときには、(他製品でも起きていたように)川の上を走っているようなルートになっているところも一部ありましたが、距離はきちんと正確に計測。林道コースでランニングしたときは、距離もルートも完璧に記録していました。セントラルパークの約9.8kmループを10.8km(約1kmの誤差)、6.46kmのループを6.56km(約100mの誤差)と出すなど、誤差はわずかだったのも印象的でした。

心拍数の精度に関しては、少なめに計測する傾向がありました。また、安定して読み取れるまでに数分かかることも。チェストストラップを使用すると精度の改善が期待できます。

操作は、ウォッチフェイス右側にあるボタン1つとデジタルダイヤルで行ないます。ダイヤルは、ホームスクリーン、ワークアウトメニュー、ランニングデータをスクロールするのに使います。たとえばランニングを一時ストップするのもボタン1つで完了するのではなく、スクロールとタップの作業が何度か必要になるので、慣れるまでほんの少し時間がかかるかもしれません。とはいえそこまで複雑なわけではありません。複数のボタンがなくても使いこなせるならば、コスパ最強のウォッチとなるはずです。

アプリは詳細まで確認できて、操作も比較的簡単。同期も問題なし。データは、1日のアクティビティや燃焼したカロリー、運動時間、歩数、心拍数、睡眠、運動など各項目の詳細をチェックできます。ランニングデータは見やすくて便利。アプリでワークアウト計画を作ったり、Corosのウェブサイトでは同社独自のトレーニング計画を無料で入手したり、バーチャルグループに参加したりできます。Wirecutter調査では、Strava、MyFitnessPalといったアプリとの同期も問題なく動作していました。

GPS搭載ランニングウォッチおすすめ3選。ランニング時の計測に特化したモデルを厳選

ランニングデータには、ケイデンス、ペース、心拍ゾーンごとの時間といった情報に加えて、ランニングパワーというメトリクスがあります。これは特定の心拍数やペースでどのくらいハードに体を動かしているかがわかって、運動の効率度合いを知るのに役立ちます。このデータの精度は、ランニングパワーメーターの「Stryd」と並ぶ高さだといえます。

アクティビティトラッキングに関しては、24時間心拍数モニタリング、歩数カウントなどの基本的な機能を備えています。歩数は、利き手ではない方で5.55%、利き手で23.52%多めにカウントする傾向(これは業界ではきわめて一般的な結果)が見られました。座りっぱなし対策のリマインダーはなし。アクティビティの自動検知は、130以上のケイデンス、最大心拍数の60%の動きでのみ記録します。睡眠トラッキングは心拍数や動きでトラッキングします。屋内ランニング、トラックランニング、強化トレーニング、ウォーキング、サイクリングなど豊富なアクティビティモードがあります。

水泳モードではプールの長さをセットできるようになっているほか、トライアスロン、オープンウォータースイミングなどがあります。

iPhoneとペアリングすると、通知機能(メッセージ、電話、メール、ソーシャルメディアなど)が使えます。もちろん、好みにあわせて通知をオフにすることも可能。Wirecutter調査では、iPhone XSとのペアリング、同期における動作は問題なし。Android端末では今回未調査です。

ウォッチフェイスのカスタマイズは既存の5種類、カラーは約15色から選べます。アプリには80種類ほどの選択肢があります。カスタマイズといえばそのほかにも、最大心拍数の設定などができます。いずれもややこしくなく、簡単にいじれます。

バッテリー駆動時間はかなり優秀で、スタンバイモードでは20日、GPSモードでは30時間持続します。wirecutter調査中でも、電池の減りに焦ることなく数日間充電せずに済んだのは便利に感じられました。

GPSランニングウォッチおすすめ「Garmin ForeAthlete 245」

「Garmin ForeAthlete 245」は万能で、頼りがいのあるランニングウォッチ。「Coros Pace 2」よりも多くスマートウォッチの機能を搭載しています。機能の数でいえばもっと多いものもありますが、安定したランニング、アクティビティを安定してトラッキングできるうえ、通知のパーソナライズやカレンダー統合、天気予報など便利な機能が詰まっているのが「Garmin ForAthlete 245」の魅力。スマホなしで音楽再生ができるバージョンの「Garmin ForeAthlete 245 Music」もあります。

カラーディスプレイは1.2インチ。ホームスクリーンは6種類から、カラーは20種類以上から選べます。同社ウェブサイトではもっと多くの選択肢も。バンド部分はシリコン製で、つけ心地も快適。

ボタンは5種類あり、インターフェイスは簡単で操作しやすいです(最大心拍数や心拍ゾーンなどの特定の設定を見つけるのにはちょっと時間がかかりましたが)。ランニングの開始、終了といった操作もボタンを押してタップするだけとかなりシンプル。ランニング中にデータをスクロールするのも簡単です。運動のスクリーンはカスタマイズ可能。デフォルトは硬派な感じがあるので、気になる場合は調整してみてください。

心拍数の精度をテストするために、5分間のランニング、10分間のランニング/ウォーキングインターバルを行なったところ結果はまずまずで(「Coros Pace 2」よりもマシですが)多少の誤差が見られました。改善するには、やはりチェストストラップの使用をおすすめします。

GPS取得にかかった時間は、およそ44秒。他社製品と比べると少しゆっくりめです。事前同期をしておくとスピードアップが期待できます。Wirecutter調査では、シグナルが途切れるなどの問題はありませんでした。

距離の精度は非常に高く、実際に約2.3km走った際には誤差が0.25%、8kmを2度走った際には1度目が1.1%、2度目が0.61%にとどまりました。ハドソン川沿いの11.4kmを走ったときには、2.69%多めに見積もっていました。川の上を走っているようなルートになっているところも一部ありました。これは、「Coros Pace 2」など他社製品でも同様によく起きることでもあります。

Garmin Connectアプリとの同期は問題なく動作していました。メイン画面からアクティビティトラッキング、心拍数、睡眠、運動、アクティビティなどの詳細を簡単にチェックできます。ランニングデータも見やすく、チャートで心拍数やペースの比較が確認できます。Garminユーザーは同社独自のソーシャルネットワークを使えます。Wirecutter調査では、Strava、MyFitnessPalといったアプリとの同期も問題なく動作していました。

ワークアウトの計画(自分で作成したものや、Garminによる無料配布のもの)をウォッチに送信するには、Garmin Connectにログインする必要があります。アプリでワークアウトをタップすルト、マップ、ペース、最大・平均心拍数、心拍ゾーン、トレーニング効果(0〜5段階)といった詳細なデータが見やすいかたちで表示されます。高度な睡眠や月経サイクルトラッキングができます。たとえばランニング中に激しく転んだときなど、特定のアクティビティ中の事故検知が可能で、あらかじめ設定しておいた連絡先に位置情報を含め通知が届くようになっています。そのほか、Garminのボディバッテリーにも対応しています。これは心拍数の変動、ストレス、アクティビティといったデータから大まかなエネルギーレベルを教えてくれるというもの。「Coros Pace 2」には同じような機能はありません。

スマートウォッチ的な機能としては、地域の天気予報、カレンダー、その他アプリに対応しています。

アクティビティモードは20種類あり、自分で作成することも可能。ランプロファイルは6種類(ランニング、トレッドミル、屋内トラック、屋外トラック、トレイル、バーチャル)あります。屋外のスキー、クロスカントリースキー、ローイングなどレクリエーションアクティビティやトライアスロンモードはなし。水泳モードはあります。

歩数カウントの精度は比較的安定していて、2.3km走った際には0.43%多めに見積もった程度。利き手ではない方で3.35%%少なく、利き手で22.4%多めにカウントする傾向(これは業界ではきわめて一般的な結果)が見られました。高度計がないため、階段を上った回数は計測できません(「Coros Pace 2」ではできる)。

メッセージ、メール、その他アプリの通知はディスプレイにはっきりとポップアップ表示されます。非接触型決済のGarmin Payは非対応。Wirecutter調査では、iPhone XSとのペアリング、同期における動作は問題なし。Android端末とペアリングすると、クイック返信が使えるようになります。

バッテリー駆動時間は、スマホモードで最大7日間、GPSモードで24時間持続。2日間装着した際には、71%残っていました。充電スピードは高速です。

最大500楽曲収録可能な「Garmin ForeAthlete 245」では、ウォッチにプレイリスト(Amazon Music、Spotifyなど)を同期したり、ペアリングしたヘッドホンを使ってスマホなしでも音楽を再生したりできます。

「Garmin ForeAthlete 45」

スマートウォッチの機能を搭載した低価格なランニングウォッチを探しているならば、「Garmin ForeAthlete 45」がおすすめ。通常なら「Coros Pace 2」と同じくらいの値段のウォッチにあるような高度な機能が使えますが、ムダなく必要最低限。Garminにこだわらない場合、ほとんどのランナーは「Coros Pace 2」で満足できるはず。もっともベーシックなのが「Garmin ForeAthlete 245」で、同じシリーズながら通常もっとも低コストなのが「Garmin ForeAthlete 45」。ただ、心拍数測定の精度、アクティビティトラッキング機能、カスタマイズ機能はありません。

サイズは42 mm、39 mmの2種類あり、いずれも同じサイズのカラー画面になっています。装着感は、1日中つけていても快適。ほかの「ForeAthlete」シリーズと同じ位置にボタンがあり、全体的な使い勝手も良いです。アクティビティの最中に表示されるデータやウィジェット、数値や指標はカスタマイズ可能。

Wirecutter調査では、GPS接続にかかった時間は18.9秒。シグナルを探しているうちにタイムアウトするようなことは一度もなかったです。事前同期をしておくとスピードアップが期待できます。シグナルが途切れるなどの問題はありませんでした。ランニング距離の計測は高精度で、誤差は1%以内にとどまりました。

Garmin Connectアプリとの同期も素早く、アプリ内のデータは見やすいです。ただ何度か、iPhone XSとの接続が切れた際に再接続できないトラブルも。ウォッチを再起動するとすぐに直りましたが、少し面倒にも感じられました。

心拍数に関しては、5分間のランニングでは問題なかったものの、ウォーキング/ランニングインターバルでは上下の変動がしっかり記録されていなかったところも。チェストストラップを使えばより高い精度が期待できるはず。

アクティビティトラッキングについていえば(「Garmin ForeAthlete 245」と同様に)座りっぱなし対策のリマインダー、ウォーキング、ランニング、サイクリングの自動検知ができます。水泳のトラッキングはなし。防水性能は5atm。アクティビティモードは屋内トラック、バイク、エリプティカル、ヨガを含む11種類。心拍数データを用いた高度な睡眠トラッキング機能も使えます。そのほか、心拍数の変動、ストレス、アクティビティから活動レベルを示すGarminのBody Batteryエネルギーモニターあり。ストレストラッキング、ガイド付き呼吸も対応。

メッセージのクイック返信はできません、ウォッチフェイスは6種類、アクセントカラーは7色(アプリを使えばもっと)あります。

ウィジェットは歩数、カレンダーなど15種類から選べます。地域の天気予報、カレンダー同期などがあります。スマホの音楽の操作もできますが、スマホなしで音楽再生はできません。

バッテリー駆動時間は、スマホモードで7日間、GPSモードで13時間持続。バッテリー残量はパーセンテージではなく、5本バーのアイコンで表示されるので場合によってはわかりづらく感じることも。2日間使用で、バーは4本残っていました。

見た目や使い心地が同じようなものでは「Garmin ForeAthlete 55」があります(のちに詳細)。よりランニングに特化していて、スマートウォッチの機能搭載、長めのバッテリー駆動時間、水泳トラッキング機能が期待できます。

Apple Watchはランニングウォッチの代わりになるのか

ランニングウォッチにこだわらず、できればアップル製品で揃えたいというランナーには、低コストな「Apple Watch SE」がおすすめ。ただ、注意したい点がいくつかあります。

ランニング開始時に「3、2、1」とカウントダウンが入り、ワークアウトは指標がスクリーンに表示されてから開始するなど、タイマーの使い勝手が多少厄介に感じることもあるかも。ワークアウトの停止にはスワイプしてタップするか、サイドボタンとDigital Crownを同時に押す作業が必要となります。ラップタイムの挿入は画面を2度タップでできます。いずれも、ランニングに特化したウォッチと比べたら時間や手間のかかる動作となります。

ワークアウトの目標に関してはカロリー、距離、時間に限られていて、詳しくはセットできません。ウォーキング/ランニング、インターバルモードは(アプリなしでは)使えません。ランニング後には、合計時間、距離、カロリー、標高差、平均ケイデンス、心拍数、平均ペース、スプリットなどのデータが確認できます。

ワークアウトアプリの起動とともにGPSシグナルが取得されますが、接続完了とは表示されません。また、シグナルが見つかるまで、加速度計が距離やペースを記録します。ルートトラッキング、心拍数記録などのデータは高い精度が期待できます。

その他おすすめGPSランニングウォッチ

「Garmin ForeAthlete 45」と同じような価格帯で、見た目もつけ心地もよく似ているのが、「Garmin ForeAthlete 55」。より多機能な(水泳トラッキングなど)GPSランニングウォッチを探している人におすすめできます。全体的なエクスペリエンスは「Coros Pace 2」や「ForerAthlete 245」と比べると少し鈍るかもしれませんが、「ForeAthlete 45」と違って水泳をトラッキングできます。バッテリー駆動時間はスマートウォッチモードで最大2週間、GPSモードで20時間持続(「ForeAthlete 45」と比べて倍)。歩数カウントの精度は良好。心拍数テストは「ForeAthlete 45」と同様のパフォーマンス。GPS取得にかかる時間は10秒。何度かランニングをしてみた結果、距離測定の誤差はわずかでした。活動、休息の量をもとにしたワークアウトの提案機能もあります。

「Suunto 7」は、今回Wirecutterが調査したなかで最軽量だった「Coros Pace 2」と比べて40g重ため。1.4インチのカラースクリーンは明るく魅力的で、スマートウォッチの機能も盛りだくさん。セットアップはちょっぴり厄介で、アプリが3つ(Suunto、Wear OS、Google Fit)必要となります。iPhone XSとは完全にペアリングできるまで何度も不具合があったり、バッテリー駆動時間はメーカーいわく2日ですが、実際には持たなかったりしたのが気になりました。そのほか、さまざまなデータを収集できる一方でデータ画面のカスタマイズができなかったり、距離の計測では3%ほど多めに見積もりがちだったりします。

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