『エルデンリング』攻略/覚えておきたい基礎知識。武器の持ちかた、地図の活用法、アイテムの特徴など、序盤で知っておきたいゲームシステムはこれ

『エルデンリング』攻略/覚えておきたい基礎知識。武器の持ちかた、地図の活用法、アイテムの特徴など、序盤で知っておきたいゲームシステムはこれ

(写真:ファミ通.com)

 2022年2月25日、ついに発売を迎えた『ELDEN RING』(エルデンリング)。【記事の画像(22枚)】を見る いよいよすべての“褪せ人”たちが、王となる“英雄譚”の扉を開いたわけだが、その道程はけっして平坦ではなく、容易いものではない。そこで本記事では、序盤において把握しておくべき基本となるゲームシステムを解説する。覚えておきたいおもな操作方法 冒険を始めるうえで、まずは覚えておくべき基本操作をピックアップする。なお、基本的な操作はゲーム開始後に任意で体験できるチュートリアルで把握できる。初プレイの人は必ず学んでおこう。 なお、操作方法はメインメニューのシステムで確認できる。ボタンの配置を変更したい場合はボタン設定で変えることができる。ダッシュ(PS:○ボタン/XB:Bボタン) 走りながら移動する動作。敵と出会っていない(敵が近くにいない、見つかっていない状態など)の場合は、スタミナを消費せずに走れるので、探索中は気にせず走り回ろう。バトル中はダッシュするとスタミナが減るので、攻撃やガードに必要なスタミナを残しておくように。バックステップやローリングなどの回避行動もこのボタンになる。ターゲット固定(PS:R3ボタン/XB:Rスティックボタン) 敵と戦闘する際は、すかさずターゲットを固定してロックオン状態にしておくのが基本中の基本。つねに敵を正面に捉えてくれるほか、攻撃もある程度まで敵を追うようにくり出してくれる。なお、右スティックを左右に動かせばターゲットを変更できるが、複数の敵が相手のときは混乱しないように。右手武器アクション/通常攻撃(PS:R1ボタン/XB:RBボタン) おもに右手で通常攻撃などをくり出すボタン。武器種にもよるが、通常攻撃は比較的素早い連撃を放つものが多く、威力は低いがスキが少ないので使いやすい。武器を両手持ちしたい場合や魔術・祈祷を発動する際もこのボタンを使用する。また、後述する“致命の一撃”を放つ際などにも使う攻撃の要となる操作だ。 なお、右手武器を両手持ちしたい場合はボタン(PS:△ボタン/XB:Yボタン)を押しながら右手武器アクションボタン(PS:R1・R2ボタン/XB:RB・RTボタン)を押すことで片手持ちと両手持ちを切り替えられる。左手武器を両手持ちしたい場合は左手武器アクションボタンを押せばいい。右手武器アクション/強攻撃(PS:R2ボタン/XB:RTボタン) 右手の強攻撃をくり出すアクション。武器を両手持ちしている際にも、強攻撃が放たれる。強攻撃は基本的に動作が遅くなるが、一撃の威力に長けた攻撃が多い。また、武器によっては範囲攻撃や突撃攻撃など、武器の特性が出やすい攻撃にもなる。ボタンを長押しすることでタメ攻撃となり、威力などが上がる。左手武器アクション/通常攻撃・ガードなど(PS:L1ボタン/XB:LBボタン) 左手に武器を装備している場合は攻撃を放ち、盾を装備していればガードの構えを取る。魔術・祈祷を放つ際にも使用する。武器を両手持ちしている場合は、武器を使用してのガードの構えを取る。二刀流か両手持ちか、それとも盾を持つのかによって役割が変わるボタンなので、状況に合わせて使いこなそう。左手武器アクション/戦技など(PS:L2ボタン/XB:LTボタン) おもに戦技をくり出す際に使用する。基本的には、左手に盾を装備している場合は盾の戦技が優先され、敵の攻撃を弾く“パリィ”などが使用可能となる。武器を両手持ちにするか左手の盾を外すと、右手の武器の戦技が使用できるように。戦闘中は臨機応変に変更するのもたいへんだが、慣れていくうちに自然と身に付くだろう。武器の持ち替え 武器にはそれぞれに持ちかたが存在し、片手持ち、両手持ち、二刀持ちの3種類がある。上記で説明したように、アクションボタンを押しながら、各種武器アクションボタンで片手持ち、両手持ちを変更可能だ。武器によってアクションは大きく異なり、たとえば軽い武器は片手でも素早く扱えるが、重い武器は片手ではスキのあるモーションになることが多い。ガードカウンター 盾などで敵の攻撃のガードに成功したのち、右手武器アクション(強攻撃)を放つと、ガードカウンターが発動。ガードが成功してから多少の時間が経っても発動するが、あまりにも遅すぎると発動しない。とはいえ、タイミングはさほど難しくなく、ガードするだけで強力な攻撃につなげられるので、序盤で操作に慣れておこう。地図の活用法 “狭間の地”の冒険で欠かせない地図は、地図メニューを開くと見ることができる。ゲーム開始直後はほとんど何も表示されていないが、“地図断片”を手に入れることでより詳細なマップとなっていく。 “狭間の地”は非常に広大で、地図を活用せずに探索するのはあまりオススメしない。新たなエリアに訪れた際は、必ず地図断片の入手を優先して立ち回ろう。なお、地図断片の場所はノーヒントというわけではなく、地図にちょっとした光が灯っているポイントに置かれているので、目安にするといい。 地図には、おもに以下のようなアイコンが表示される。探索の参考にしてみよう。現在地 プレイヤーキャラクターが現在いる位置。大きな矢印は、キャラクターの向いている方向を示す。祝福 プレイヤーが触れたことのある祝福の位置を示す。祝福は褪せ人にとっての拠点のようなもので、さまざまなことが行える重要な場所だ。祝福を発見しても、触れないとその場所は地図に記録されない点に注意。 一部の祝福からは光のラインのような“祝福の導き”が発せられており、つぎの祝福や建造物のある場所を大まかに指し示してくれるので、迷った際は参考にしよう。 祝福を調べると休息できるようになる。休息することでHPとFPが全回復するほか、回復アイテム“聖杯瓶”の使用回数が上限まで回復する。ただし、休息した場合はすると大ボスなどの一部の敵を除いて、倒した敵がすべて復活してしまう点には留意しておこう。また、地図画面から開放した祝福にはファストトラベルが可能になる。しかし、ファストトラベルは戦闘中や一部ダンジョン内などでは使用できないことも。【祝福でできるおもなこと】時間を潰す:朝、昼、夜、いずれかの時間帯まで、現在時間をスキップするレベルアップ:ルーンを消費して、キャラクターのレベルを上げる聖杯瓶:聖杯瓶の回数や回復量の増加や、瓶の使用上限の振り分けが可能記憶:魔術・祈祷を記憶スロットにセットできる霊薬の配合:“霊薬の聖杯瓶”に入れる霊薬を、結晶雫を使って配合する木箱の整理:所持アイテムの倉庫。所持上限を超えて入手したアイテムは木箱に入る戦灰:戦灰を使って、武器に戦技や属性などを付与する衣装の調整:一部の防具を通常状態から、見た目だけを変化させられる建造物 教会や塔、地下墓など、“狭間の地”に存在する建造物の位置を表す。光柱 自身で置いた光柱の位置を示す。光柱はフィールド上で視認できるので、移動の目印しやすい。光柱は、最大5個までマップに設置可能で、5個以上を置くと1個目の光柱は消える。 光柱とは別に、地図にはマーカーを設置することができる。光柱と違い、フィールド上で位置を視認することはできないが、武器や髑髏、宝箱などのアイコンになっており、最大で100個まで設置可能だ。活用方法はプレイヤー次第で、たとえば、よく使う素材の場所や強敵の位置、探索をより深めたい場所に置くなど、メモのように使用するとわかりやすくて便利。落としたルーン 死亡すると、死亡した地点にルーンを落としてしまうが、落としたルーンがどこにあるのかを示すアイコンが地図に表示される。 死亡した場合は、基本的には最後に訪れた祝福で復活することになる。一部の場所には“マリカの禊”というポイントが存在し、禊が近くにある場合は祝福か禊の近くで復活するのかをプレイヤーが選択できる。 マリカの禊の目印は、大きな彫刻像だ。おもに祝福から離れた場所や強敵が近くにいる地点など、難所となる場所に置かれていることが多い。やや見つけにくいが、設置地点に近づくと画面内にアイコンが表示されるので目印にしよう。 落としたルーンを回収できずに再度死亡してしまうと、落としたルーンはすべて消滅するので、あわてず慎重に行動すること。また、復活したときはそれまでに倒した一部の敵が復活するので注意。各種アイテムの特徴 メニュー画面のインベントリでは、各種アイテムを確認可能だ。アイテムは情報表示を切り換えることで詳細な効果を確認できるほか、アイテムごとに用意されたフレーバーテキストも読むことができる。このフレーバーテキストは本作の物語を紐解く重要な“パーツ”となることもあるので、新しいアイテムを手に入れたら忘れずにチェックしておこう。 また、物語を進めていくことで手に入れられるようになる戦灰や遺灰の詳細もインベントリで確認できる。道具 HPやFPなどの回復系アイテムのほかに、状態異常にかかりにくくなる効果を持つものなど、さまざまな道具が用意されている。消費系アイテムだけでなく、くり返し使用できるアイテムも一部ある。 道具の中でも最重要なのが、HPを回復する“緋雫の聖杯瓶”とFPを回復する“青雫の聖杯瓶”だ。先述の通り、祝福で休息することで使用回数が回復するが、一部の敵集団を一掃したり“雫スカラベ”を倒すことでも回数は回復する。使用回数を増やすには素材“黄金の種子”、回復量を高めるには素材“聖杯の雫”が必要だ。また、使用回数の上限は“緋雫の聖杯瓶”と“青雫の聖杯瓶”で共通しており、祝福でどちらかの聖杯瓶に回数を振り分けることができる。FPを重視しないなら、すべての使用回数を“緋雫の聖杯瓶”に回そう。素材 素材には、アイテム製作に使用するものや強化に使用できるものがある。敵を倒して入手したりフィールドを探索して手に入れるなど、その種類も入手方法もさまざま。いろいろな場所を探索しながら、どんどん集めていこう。アイテムをたくさん集めたいなら、能力値の神秘を強化して発見力を上げてみるといい。また、アイテムを入手したときにインベントリの所持上限を超えてしまっても自動的に木箱へ送られるので、祝福で整理するのを忘れずに。 序盤に出会える商人から“ツール鞄”を購入すれば、メニュー画面から素材を消費することでさまざまなアイテムを製作できるようになる。戦闘に役立つ消費アイテムなどを作れるが、アイテムを製作するにはレシピが書かれた“製法書”を手に入れなければならない。製法書は商人から購入したり、探索で発見できる場合も。 製作したアイテムは有用なものばかりだが、それなりの量の素材が求められることもあるので、いざというときにあわてないよう、探索を進めながらこまめに素材を集めておこう。フィールドでは、戦闘中以外ならいつでもアイテムを製作できるので、まずは製法書の充実を。貴重品 物語の進行や特定のイベントを達成することで入手できるアイテム。自分で捨てることはできず、基本は物語の鍵となるアイテムが多い。ツール鞄やヒビ壺、地図断片なども貴重品に該当する。貴重品がないと開放されないアイテムや場所も存在する。 鉱石系の素材アイテム“鍛石”と一定のルーンを消費することで、鍛冶台で武器や盾、遠距離武器の強化ができる。フィールドなどに置かれている鍛冶台では強化値を最大+3まで強化可能だ、冒険を進めていくうちに、とある人物との出会いによってさらに強化値をアップできるようになる。 装備を強化すると攻撃力や能力補正などが上昇し、強化を重ねるほど強くなるが、そのぶん必要なルーンも大きく増えるので、ルーンの運用は慎重に考えよう。また、鍛石はおもに洞窟や坑道などのダンジョン、岩場などに落ちていることが多いので、念入りな探索で取りこぼしのないように!武器 プレイヤーが装備できる近接武器と遠距離武器を確認できる。近接武器は直剣や槍、斧など細かくカテゴリに分かれており、遠距離武器も長弓やクロスボウなど、いくつかの種類がある。 武器は盾も含めて右手と左手にそれぞれ3種類を装備できる。基本的にはどのような状況になっても対処できるようなバランスで武器を選択したほうがいいだろう。左右の手に装備している武器は、方向キーの左右で切り替えられる。瞬時に対応できるよう、操作には早めに慣れておきたい。矢・ボルト 遠距離武器に必要なアイテム。矢は弓、ボルトはクロスボウに使用する。遠距離武器が上級になると異なる矢・ボルトが必要になる。火矢など、状況に応じて選択できる、さまざまな種類が存在する。アイテム製作がおもな入手方法となるが安価なので、ルーンに余裕があれば購入しても問題ない。盾 攻撃をガードして受けるダメージを軽減できる装備。盾も大きさによって性能が変わるので、立ち回りに合ったものを選択しよう。なお、洞窟探索の際には欠かせない松明は盾のカテゴリーに分類される。防具 防具は兜、胴鎧、手甲、足甲の4ヵ所に分かれている。装備するとダメージカット率や状態異常に対する耐性値が変化。ステータスに効果を与える防具も存在する。なお、防具にも重さがあり、武器と防具を合わせた合計重量が装備重量の上限に近づくにつれて行動に影響が出てしまう。装備重量の上限を上げたい場合は持久力を強化しよう。タリスマン 装備するだけで多彩な効果を常時得られる、いわゆるアクセサリー。装備できる数は、序盤は少ないものの、冒険を進めていくと最大4つまで同時に装備できるようになる。強力な効果を発揮するので、見つけたら忘れずに装備しよう。情報 商店などで手に入れた文章や、探索で見つけた貴重なアイテムから読み取れるテキストを確認できる。明確には語られない敵の情報や背景、または弱点などを知ることもあるので、何かしらを手に入れたらチェックするといい。また、チュートリアルのテキストも見ることができるので、ゲームシステムなどを見返したくなったら、ここで確認しよう。覚えておくべき基礎知識 ここまで解説した要素のほかにも、本作にはさまざまな要素が絡み合い、冒険をより深いものにしている。冒険に慣れてきたころに役立つ、そして覚えておくべき細かな要素やシステムについて解説していこう。装備重量 主人公には装備重量の上限が設定されており、上限に近づくほどに回避行動(ローリングやバックステップ)の性能が落ちる。上限を超えると移動速度も下がり、回避自体ができなくなってしまう場合も。装備の重量は防具と武器の合計で決まり、装備重量の上限はステータスの持久力を上げることでアップする。軽量装備ならば回避性能は大きく上昇するが、受けるダメージの値も高くなる。序盤は装備が揃うまでは、あまり重くならない程度に留めておくといい。必要能力値 武器と魔術・祈祷には、それぞれ使用するのに必要な能力値が設定されている。この値を満たしていない場合、武器の場合は攻撃力が大幅に下がり、さらに戦技が持つ本来の力を引き出せないまま使用することになってしまう。魔術と祈祷は発動自体ができないので、装備や魔術・祈祷をセットする前には必ず必要能力値をチェックすること。使ってみたいものがあれば、必要能力値を目指してステータスを振るのも成長方針のひとつだ。能力補正 装備には“能力補正”という効果を持つものがあり、主人公のステータスの値によって、武器攻撃力に補正がかかる。補正値はS~Eランクまでの6段階が存在し、Sランクに近づくほどに能力値への補正が大きく掛かると考えていい。補正が適用されるステータスは武器ごとによって異なるため、どの武器を使いたいかでレベルアップ時のステータスの割り振りを決めるのもありだ。ちなみに、武器を強化することで能力補正が変更される場合もある。付帯効果 登場する武器の一部には毒や出血、冷気などといった状態異常効果をもたらすものが存在する。その武器を使ってダメージを与え続けていると、対象が状態異常に陥るのだ。これを“付帯効果”という。特定の武器だけでなく、戦灰をカスタマイズすることで付帯効果を付与できる場合もある。とくにHPの多いボスや大型の敵との戦闘では付帯効果が本領を発揮することもある。武器の威力だけでなく、付帯効果に注目すると戦術の幅も大きく広がるだろう。状態異常 主人公の状態異常ゲージが最大まで溜まると、状態異常効果を受けてしまう。たとえば毒沼に足を踏み入れたり、敵の吐き出した毒息攻撃を食らうなど、ゲージが溜まる要因はさまざま。基本的にはゲージが最大まで溜まらなければいいので、歩いていて状態異常のゲージが表示されたらすぐにその場を離れよう。 中には状態異常を避けようのないスポットも存在するので、アイテムの使用や装備の変更などで状態異常耐性を高めながら冒険を進める。無理をせずに祝福で休む。これも旅における基本中の基本だ。毒(POISON):毒になってしまうと、時間経過にともない継続ダメージを受ける。地形以外にも罠で食らうこともあるので注意。朱い腐敗(SCARLET ROT):毒とはまた異なる形で、時間経過にともなった継続ダメージを受ける。敵の攻撃で発動してしまうことが多い。出血(BLOOD LOSS):HPの最大値に応じた大ダメージを受ける。これは敵にも有効で、とくにボス相手には狙っていきたい状態異常のひとつ。凍傷(FROSTBITE):少量のダメージを受けつつ、主人公が受けるダメージが一定時間増加してしまう。放っておくとかなり危険な状態異常。睡眠(SLEEP):睡眠状態になるとその場で眠ってしまい、一定時間は完全に無防備な状態となる。攻撃を食らうと解かれることも。発狂(MADNESS):HPとFPに大ダメージを受ける。即死につながるような効果ではないが、FPが大幅に減少して行動動が制限されるのは痛い。 ざっと解説してきたが、これらの基本を押さえておくだけで探索や戦闘はもちろん、より深いロールプレイが楽しめるはずだ。これらの情報をどのように活かすのかはプレイヤー次第。刺激に満ちた冒険を楽しもう!

最終更新:ファミ通.com

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