Google、AndroidとWindowsやChromebook連携を強化

Google、AndroidとWindowsやChromebook連携を強化

AndroidスマホからChromebookをセットアップ

Googleは5日(米国時間)、CES 2022の開催に合わせてAndroidやChromebookの新機能を発表した。AndroidとChromebookやWear OSスマートウォッチとの連携を強化するほか。自動車向けの「デジタルキー」などを展開する。

AndroidやChromebookの「接続」を簡単に

AndroidスマートフォンとBluetoothイヤフォンなどの接続を簡単にする「Fast Pair」の機能を拡張し、Chromebookやウェアラブルデバイス、テレビ、スマートホーム製品などに拡張。パートナーと協力していく。

Google、AndroidとWindowsやChromebook連携を強化

まず数週間以内にChromebookとのFast Pair対応ヘッドフォンとの連携を開始。ヘッドフォンの電源ONをChromebookが自動で検出し、ワンクリックでペアリングできるようになる。2022年の後半には、Chromebookを購入後、Androidスマートフォンからすぐにセットアップでき、GoogleアカウントやWi-Fiパスワードなどにアクセスできるようになる。

数カ月後には、Google TVやAndroid TV搭載のテレビから、ヘッドフォンを設定可能にする。Androidにはスマートホームデバイスの接続性を向上する「Matter」のサポートが組み込まれており、Fast Pairを使うことで、Matter対応のスマートホームデバイスをGoogle Homeアプリに数回のタップで接続できるようになる。

スマートホームデバイスとの連携を強化

Wear OSからChromebookロック解除

Googleプラットフォームでのロック解除連携も強化する。

現時点では、AndroidスマホでChromebookのロックを解除できるが、数カ月以内に、ペアリングされたWear OSスマートウォッチにもこの機能を導入。近くにいるときにChromebookとAndroidスマホ/タブレットのロックを瞬時に解除し、アクセスできるようにする。

デジタルカーキー対応も強化。対応するSamsungやPixelスマートフォンから、対応するBMWのロック、アンロック、スタートを操作できる。2022年後半からは、UWB技術を搭載したスマホでは、スマホを取り出さずに車のキーとして使用できるようになる予定。今年後半には、より多くのAndroidスマートフォンや自動車でデジタルカーキー対応を進めていく。

Nearby ShareがWindows対応

近くにあるAndroidデバイス間で、ファイル送信を簡単に行なえる「Nearby Share(ニアバイシェア)」もWindows PCに対応する。Android版のAirDrop的な機能で、現在はAndroidとChromebookで対応しているが、Acer、HP、Intelらと協力して、2022年後半に一部のWindows PCでNearby Shareに対応する予定。