「ポータブルWi-Fi」レビュー
25/03/2022
無償配信ソフト「OBS Studio」(以下OBS)は、オープンソースで開発されており、有志などによって様々な拡張プラグインが提供されている。そんなプラグインの1つが今回紹介する「StreamFX」だ。
StreamFXは登場してから数年が経つが、今日までに様々な改良や機能追加が施されている。基本的には映像を加工するフィルター群で、3D加工、ぼかし、カラーグレーディング、ノイズ削減など様々な機能を提供する。どれも痒いところに手が届く機能を実現しており、神プラグインと言っても過言ではない。
そんなStreamFXだが、約1カ月前に公開されたバージョン0.11.0において「バーチャルグリーンスクリーン」機能が追加された。この機能をうまく使うと、下記の映像のように、まるで拡張現実(AR)のような映像合成ができ、非常に目を引く配信が可能となる。
StreamFXを使って、ARっぽくゲーム画面をリアルタイムで合成した動画このバーチャルグリーンスクリーン機能は、実はNVIDIAから「NVIDIA Broadcast」として提供されているWebカメラ向け機能に含まれているものだ。そして、NVIDIAは、NVIDIA Broadcastとしてノイズ削減などの音声制御と、背景削除などの映像制御機能をひとまとめにして提供しているが、音声、映像、ARの各処理について個別にSDKとしても配布している。
StreamFXのバーチャルグリーンスクリーン機能は、このビデオ エフェクトSDKを利用することで、背景削除という仮想的なグリーンスクリーン機能を実現しているのだ。つまり、逆に言うと、この機能を使うには、GeForce RTX 2060、Quadro RTX 3000、TITAN RTX以上のGPUが必要となる。
と言うことで、今回の検証にあたっては、Core i7-11800H、メモリ16GB、GeForce RTX 3070、SSD 512GB、フルHD対応15.6型液晶ディスプレイを搭載したマウスコンピューターの「G-Tune H5」を利用させていただいた。
検証に利用したマウスコンピューターの「G-Tune H5」。StreamFXを利用するのに必要なGeForce RTXを搭載するゲーミングノートだタグ:
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