iPadの動作が遅い時にメモリを解放して容量不足を解消する方法

iPadの動作が遅い時にメモリを解放して容量不足を解消する方法

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iPadの動作が遅くなったり不安定になったりしたら、本体のメモリ容量が不足している可能性が考えられます。メモリに溜まったデータを整理して空き容量を増やす作業を「メモリを解放する」といいます。今回は、iPadのメモリを解放する方法を紹介していきましょう。

iPadをメモリ解放する方法とは?

タブレット端末やパソコンには「ストレージ」や「メモリ」と呼ばれるデータの保管庫が存在します。いずれもMB/GB(またはTB)といった単位で表されます。

ストレージが長期間アプリやデータなどを保管しておく場所であるのに対して、メモリはCPUが処理するためのデータを一時的に記憶する場所という違いがあります。

一般的に、数百GBのストレージに対してメモリは数GB程度しかないといわれています。iPad Proの場合は128/256/512GBストレージ搭載モデルのメモリは8GB。1TBまたは2TBストレージ搭載モデルのメモリは16GBです。そのため、一度にたくさんのアプリを動作させると、すぐにメモリ容量がいっぱいになってしまうことがあります。

そこで、メモリが不足した時にどのように対処すれば良いのか、その方法を紹介します。

【参考】仕事から写真編集まで!iPadでアプリを徹底的に使いこなす方法

iPadがメモリ不足になるとどうなるの?

iPadでは、たくさんのアプリがバックグラウンドで待機していることなどが原因で、メモリ不足になるケースがあります。

メモリが不足すると、稼働中のアプリがフリーズする、動作がぎくしゃくする、強制的に終了してしまうなどの不具合が生じます。

iPadの動作が遅い時にメモリを解放して容量不足を解消する方法

メモリ解放する必要が生じたらiPadを再起動するのがベスト?

メモリを解放する方法に「iPadの強制再起動」があります。これは、システムを再起動することによってメモリをリセットする手段ですが、Appleはこの方法を「反応しなくなった場合に限り、最後の手段として試すように」と案内しています。

したがって、メモリが不足してしまった場合は、現在立ち上がっている全てのアプリを一度終了するのがベターです。

加えて、システムやアプリが最新であるかも確認しましょう。メモリ不足と表示される原因がシステムやアプリの不具合によるものであれば、アップデートで改善されるかもしれません。恒常的に発生していた不具合なら、解決が期待できます。

ホームボタン搭載のiPadはメモリ解放コマンドがある?

ホームボタン搭載のiPadでは、電源オフにする画面でホームボタンを数秒間押し続けると、メモリ解放できるといわれています。

「スライドで電源オフ」と表示される画面でホームボタンを長押しします。ホームボタンを搭載していないiPadでも、仮想ホームボタンを画面に表示すると同じ操作が可能です。しかし、いずれも公式にアナウンスされている機能ではないので、効果が保証されているわけではありません。

使っていないアプリの削除や各機能のオフでiPadのメモリ解放はできる

複数のアプリを同時に立ち上げて作業すると、メモリ容量を圧迫します。使わないアプリは閉じましょう。

また、特定のアプリだけがメモリ不足に陥るケースもあります。システム全体の動作は快適なのに特定のアプリだけ不安定な場合は、そのアプリを終了させてください。再度アプリを起動すれば、改善することがあります。

さらに、使っていないアプリを削除(アンインストール)したり、通知やバックグラウンド更新などの常駐機能をオフにしたりすると、メモリの使用量を抑えられます。iPadで使うアプリや機能は、必要なものだけに絞り込んで利用しましょう。

iPadはメモリ増設ができない? iPadを快適に使うコツとは

iPadはパソコンと違って、購入時にメモリ容量が大きいモデルを選んだり、購入後にメモリを増設したりという対処ができません。ただし、iPadのメモリ容量がいっぱいになった時には、データはストレージの一時領域に退避するとされています。したがって、ストレージ容量は十分に確保しておきたいところです。

iPadにメモリ増設方法はないけどストレージの強化は有効

ストレージの空き領域は、写真や動画などのデータを保存するだけでなく、システムが快適な動作を実現するために一時的に利用するものでもあります。iPad購入時には十分な容量のものを選びましょう。必要だと思われる1つ上のサイズだと安心です。

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すでに使用しているiPadのストレージを増やすには、外部ストレージやクラウドを利用します。USBメモリなどの外部ストレージを利用する際には、外部電源が必要な場合もあるので注意してください。

【参考】iPadの容量が足りなくなった時にストレージを増やして快適に使う方法

iPadの動作が遅くなったり不安定になったりしていたら、メモリが不足しているのかもしれません。この記事を参考にして、アプリを整理したりiPadを再起動したりして、対処してみてください。

※データは2021年7月下旬時点での編集部調べ。※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/ねこリセット