無印良品「スマートフォン用防水ケース」の使い勝手は良い? 操作性や使う時の注意点も紹介

無印良品「スマートフォン用防水ケース」の使い勝手は良い? 操作性や使う時の注意点も紹介

撮影=川崎さちえ

無印良品「スマートフォン用防水ケース」の使い勝手は良い? 操作性や使う時の注意点も紹介

 スマホで音楽を聴いたり写真を撮ったり、何か調べたりする場所は人によってさまざま。たとえばお風呂で音楽を聴くこともあるし、キッチンで写真を撮ったりレシピを調べることもあるだろう。そんなとき、防水タイプのスマホとはいえ、念のため故障からは守りたいと思ってしまう。そこで活躍するのが無印良品の「スマートフォン用防水ケース」だ。実際にどれだけ便利なのか、早速使ってみよう。【写真】ケースに入れてスマホを操作する様子<サイズの確認> まずはサイズを確認しておこう。今回使うのは「スマートフォン用防水ケース・大」。「大」とあるからには「中」や「小」があるのかと思うが、公式ホームページを見てもそのような商品は見当たらない。現在は「大」のみの販売となっている。 サイズは縦20.2cm、横12.3cm、厚さが2.0cmとなっている。 長財布と比べてみると、同じくらいの長さに。少し大きめだと筆者は感じた。使用可能なスマホは、縦17.1cm、横9.2cm、厚みが6.8~12.5cmだ。iPhone 13 Pro Maxのような大きい画面のスマホにも対応している。<防水レベルは?> 説明書をみると、フロントカバーをして、バックルもきちんと閉めることで、IPX7相当の防水処理ができるという。これは常温の水道水で静水の深水1mのところに沈めて、約30分放置しても、有害な影響が出ないレベルのこと。日常生活において30分水の中で放置することはないだろうから、問題なく使えると解釈できそうだ。 実際に水をかけてみた。操作シートの上で水が弾かれるようになる。 水が入ってくるとしたら、隙間の部分からだろうから、水を寄せてみた。 フロントカバーを開けて確認したが、中に水が入ってくることはない。<スマホの操作をしてみる> 実際にスマホを入れてみることにする。今回使うのはiPhone 8。まずはバックルを外して、フロントカバーを開ける。 バックルは思った以上に硬くて、開けにくくなっている。万が一にも外れないようになっているのだろう。 このフロントカバーに、ビニールのような操作シートが取り付けられている。指で押すと、弾力がある。 スマホをボトムケースに入れる。 この時に注意するのは、カメラの位置。「リブ」といって、線のようになっているところにカメラがきてしまうと、写真に線が入り込んでしまう。スマホをセットしたら、フロントカバーを閉じ、バックルをしっかりはめればOK。 操作シートから指でスマホの画面に触れてみると、反応は悪くない。比較的スムーズに画面が動くので、大きなストレスは感じない。 ただ、筆者のスマホには画面に保護シートが貼ってあるために、サクサク動くかというとそこまでではないというのが正直な感想。 これに関しては、説明書にも明記されている。どうしてもサクサク操作したい場合には、保護シートを外すのも手だ。<ケースのままではバックルが閉まらないこともある> スマホケースをつけている場合には、バックルが閉まらないことがある。実は最初にケース付きのまま「スマートフォン用防水ケース」を使ったのだが、バックルがうまく閉じなかった。ケースの厚さにもよるけれど、使用する際は都度外す必要があると思っておいたほうがいいだろう。 ただ、それを面倒と感じてしまう人もいるはずだ。そのため「スマートフォン用防水ケース」に入れるスマホは日常的に使うものではなくて、過去に使っていて眠っているスマホや、いまは家のWi-Fiにつないで小さなパソコン代わりに使っているものなど、スマホケースを外しっぱなしにしても問題ないスマホが良いのでは? というのが筆者の結論だ。<使えない場所もあるので事前確認は必要> いくら「スマートフォン用防水ケース」とはいえ、使えない場所も説明書に明記されている。温泉海水浴場、砂浜プールの中サウナスキューバダイビング また「水中に沈めないでください」と書かれているので、基本的には「もしかしたら、ちょっと水がかかってしまうかもしれない」程度の場所で使うのが有効的なのだろう。また操作シートはビニールのように柔らかいので、鋭利なものを使うと破れてしまう。丁寧に扱った方が良く、使った後も水分を拭き取るなどメンテナンスも必要だ。万が一操作シートが破れてしまっても、交換用の操作シートが販売されているという。その場合には、店舗か株式会社良品計画のお客様室に問い合わせてみよう。

川崎さちえ