「ポータブルWi-Fi」レビュー
25/03/2022
ヤマダデンキより
ヤマダホールディングス(以下ヤマダ)とAmazonは日本国内初となる、Fire TV搭載スマートテレビ「FUNAI Fire TVスマートテレビ」の販売を発表した。スマートフォンやタブレットなどコンテンツの視聴方法がますます増えるなかで、「スマートテレビ」を自宅に導入するメリットはどこにあるのだろうか。【写真】国内配信コンテンツを網羅する「FUNAI Fire TVスマートテレビ」 スマートテレビとはインターネットに接続し、ストリーミング配信などで多様なコンテンツが視聴できるテレビを意味する。FUNAI Fire TVスマートテレビはメディアプレーヤー「Fire TV」の機能を組み込んでおり、Amazon Prime VideoだけでなくYouTube、Netflix、ディズニープラス、Hulu、ABEMA、DAZNなどの豊富なサービスのなかからコンテンツの視聴が可能。また、Amazon Musicによる音楽の再生もできる。 スマートテレビ機能だけでなく、地上波・BS・CSの視聴も可能。また、Androidスマートフォンなら「Miracast」、iOSデバイスなら「AirPlay」の技術を利用して、スマートフォンやタブレットのコンテンツをスマートテレビの大画面に投影することもできる。これらを加味すると、日本国内で視聴できる動画コンテンツのほとんどに対応しているといっても過言ではないほどだ。スマートフォンやタブレット単体では、ここまで多様なコンテンツの視聴は難しい。 FUNAI Fire TVスマートテレビで活用したいのは、やはり「Alexa」による音声認識機能だ。当製品にはリモコンが付属しており、Amazonから販売されている「Fire TV」シリーズと同様に、リモコンの「Alexaボタン」で「Alexa」の直感的な操作が可能となる。 音声認識機能があることで、コンテンツをタイトル名やジャンル名、俳優の名前で検索したり、動画の操作やアプリの起動、音楽再生、HDMI入力の切り替えを声だけで操作することができるため、入力の手間が省ける。対応する「Amazon Echo」とペアリングすれば、Alexaを経由したハンズフリーでのテレビの操作も叶う。 また、Alexaを活用したセキュリティ機能も、FUNAI Fire TVスマートテレビの特徴だ。対応スマートカメラと連携することで、スマートテレビから玄関先の来訪者を確認することができる。席を外したくないスポーツ観戦の最中にもテレビの前から離れなくて済むのは、なかなか便利だ。 ただ、こういった上述した機能の数々は既存の対応しているテレビにFire TVを導入することで実現できること。わざわざスマートテレビを買うメリットはあるのか?と思う人もいるはずだ。現状、スマートテレビを買う方がいいか、既存のテレビにFire TVやあるいはApple TVなどを導入する方がいいかは返答に窮するところではあるが、スマートテレビは全ての機能が一体化されているので、セットアップやサポートの手間が省けるのは1つのメリットといえるだろう。また、FUNAI Fire TVスマートテレビに関しては、国産メーカーのFUNAIが製造していることで、もし故障などがあった場合でも国内での対応可能な点は安心できる要素だ。また、既存のテレビを買い替えたいという層には需要があるだろう。わざわざテレビとFire TVやApple TVを別々に買う手間が省ける。 FUNAI Fire TVスマートテレビは32インチ/43インチ/50インチ/55インチモデルが用意され、Amazonやヤマダ電機の店舗、ECサイトにて3月5日から出荷が開始される。今後のテレビや動画コンテンツの視聴環境を考え、購入を検討してみるのもいいかもしれない。
塚本直樹