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25/03/2022
第53回ミス日本コンテスト2021( 2021年3月22日)
日本女性にふさわしい心と健康的な美しさを競う「第53回ミス日本コンテスト2021」(スポーツニッポン新聞社後援)が22日、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれ、関西学院大4年の松井朝海(あさみ)さん(22)がグランプリに輝いた。父親はボートレース界のレジェンド・松井繁(51)。世界で活躍するファッションモデルを目指しており「私らしく美を磨いて日々精進したい」と喜びを爆発させた。
名前が呼ばれた瞬間、驚きのあまりしばらく動けなかった。実感のないまま臨んだスピーチでは「コロナ禍で勉強会のたびに大阪から東京に来て大変でした。これを乗り越えたから、これから何でも乗り越えられる。高ぶった気持ちです」と感激。父・繁はボートレースの一年の総決算、SGグランプリを3度制している(99、06、09年)。舞台は違うが父娘で“日本一”に輝いたことになり「父のファンからもグランプリを獲ってと応援してもらいました。父には“やったやろう、頑張ったやろう”って言っちゃいそう」と封印していた関西弁で喜んだ。 今大会から水着審査がスポーツウエア審査に、審査員も男女を15対15とするなど、社会情勢を反映させたような布陣で新時代の到来を感じさせた。それ以上に大きい変化は、1月末に開催予定だった大会が新型コロナの影響で延期になったこと。13人のファイナリストには、大会までのモチベーションをどう保つのかが新たな課題となった。松井さんも、落ち込んだ気持ちをなかなか元に戻せない日々が続いた。 大会事務局はそんなファイナリストの不安を解消しようと、講師やOGたちにオンラインで悩みなどを相談できる機会をつくった。OGの中に12年度のグランプリで、パリコレなどでも活躍するモデルの新井貴子(30)がいた。松井さんは憧れの人物に、世界で活躍するには身長が低いことを相談。「個性を伸ばす方がいいとアドバイスされ、目からうろこが落ちました」。体に力がよみがえった。 先週、関西学院大の卒業式が行われた。4月からはミス日本の活動とともに、モデルとなるための所属事務所探しも始める。スラリと伸びた長い「脚」を武器に、父をもしのぎ、世界を股に掛ける第一歩を歩み始める。 ≪「自分が緊張している(笑)」≫父・繁はこの日「SGボートレースクラシック」出場のため、前日検査でボートレース福岡入り。「自分が緊張しているね(笑い)。凄く頑張っていたし、何かをつかんでほしい」と審査結果を楽しみにしていた。発表の時間は選手宿舎の中。じかに朗報を聞くことはできなかった。生涯獲得賞金は、公営競技では最高となる38億7018万7802円のレジェンド。きょう23日から始まる今年初のSG競走へ、朝海さんから熱烈なエールをもらった形となった。 ≪賞金100万円≫松井さんには副賞の賞金100万円に加えスポニチ特別賞トロフィー、スリムビューティハウスと番町美容歯科の1年間無料トータルケア、筑波乳業のアーモンドミルク1年分、IBF国際美容連盟の「1日プライベートフォトセッション権」などが贈られた。各賞受賞者にもスリムビューティハウスの1年間無料、アーモンドミルク1年分が授与された。 ◆松井 朝海(まつい・あさみ)大阪府出身の22歳。関西学院大国際学部4年。特技は英語とスペイン語、脚マッサージ。趣味は洋服研究、旅行、ヘルシースイーツ作りなど。父親の繁からは「継続する大切さ」を学んだ。座右の銘は「不易流行」。1メートル64、血液型A。
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