無料フィルタリングで夏休みの子どもを守る! IPv6環境で「Open DNS Family Shield」を使う方法

無料フィルタリングで夏休みの子どもを守る! IPv6環境で「Open DNS Family Shield」を使う方法

夏休みの宿題用PCに「OpenDNS」のフィルタリングを

 数年前にCisco傘下となったOpenDNS。いわゆるパブリックDNSサービスだが、Googleの「8.8.8.8」などと比べると、いまひとつ国内では人気がない。

無料フィルタリングで夏休みの子どもを守る! IPv6環境で「Open DNS Family Shield」を使う方法

 日本語のウェブページが存在しないことが大きな要因かもしれないが、無料で利用できる「OpenDNS Family Shield」は、DNSを置き換えるだけで未成年の閲覧に適していないコンテンツをフィルタリングできるので、もっと活用されてもよさそうだと個人的には思っている。

「OpenDNS Family Shield」は、無料で使えるフィルタリングサービス。日本国内のサイトに対応している

 本稿掲載時には、一部地域を除けばもう中盤を迎えている夏休みの自由研究などで、一時的に子どもにPCを貸与する場合などに活用すると便利だろう。ネットワークの設定でDNSをサッと書き換えるだけで済むので、5分もあれば、子どもに自由に使わせても安心なPC環境を仕立てられる。

 もちろん、恒久的に安全性を確保したいとか、利用時間なども管理したいというのであれば、Windows 10の「ファミリーグループ」あたりの機能を使った方が効率的だ。しかしながら、こうしたサービスはセットアップに時間がかかるし、慣れていないと管理にも苦労する。

 夏休みなどの限られた期間だけ、安全なインターネット接続環境を手間なく用意したいのであれば、OpenDNS Family Shieldは、なかなか便利なサービスと言えるはずだ。