Android版Apple Musicは「キャッシュ」を設定すべき? - いまさら聞けないAndroidのなぜ

Android版Apple Musicは「キャッシュ」を設定すべき? - いまさら聞けないAndroidのなぜ

Android版Apple Musicは、iOS版(名称は「ミュージック」と異なります)と同様の再生機能を備えています。ロスレス/ハイレゾ再生はもちろんのこと、Dolby Atmosをサポートしたスマートフォンを用意すれば空間オーディオにも対応できます。

Android版Apple Musicは「キャッシュ」を設定すべき? - いまさら聞けないAndroidのなぜ

ただし、システムに依存する部分はAndroid/iOS独自の仕様が存在します。「キャッシュ」量を調整する機能はそのひとつで、Android版にしか用意されていません。iOSはキャッシュ機構がシステムの管轄下にあるため、ミュージックアプリにはキャッシュ容量を調整する機能がないのです。

ここでいうキャッシュとは、ストリーミングデータを一時的にストレージ上へ保存し、次回以降の再生に使用する機能を指します。キャッシュされたデータはすぐに再生に使われるため、ストリーミング再生で発生しがちな音途切れ/再生中断の予防になるほか、データ通信量を減らすことができます。

ただし、ダウンロードと異なり、曲データが保存され続けるわけではありません。キャッシュが指定した容量を上回ると、古いデータ/最近再生されていないデータから順に削除されてしまうのです。繰り返し再生する曲/アルバムが多い場合は、ある程度のキャッシュ容量を確保しておいたほうがストレスはありません。

Android版Apple Musicでキャッシュ容量を変更するには、画面右上の「:」ボタンをタップして「設定」を選択します。現れた画面の「再生用キャッシュ」項目をタップすると、0から5GBの範囲でキャッシュ容量を指定できます。初期値は200MBですが、データ容量が嵩みがちなロスレス/ハイレゾの曲が多い場合は、1GB、2GB以上に増やしたほうがいいでしょう。