【おかずクラブ・オカリナ】変わったのは、私自身ではなく、私の切り取られ方

【おかずクラブ・オカリナ】変わったのは、私自身ではなく、私の切り取られ方

愛くるしい佇まいで世代を超えて大人気のおかずクラブのオカリナ。ただご飯を食べるだけのYouTubeがブレイクし、最近は、推し活への注目も増すばかり。「ずっと私は変わってない」という彼女の秘密に迫る。<写真を見る>【おかずクラブ・オカリナ】変わったのは、私自身ではなく、私の切り取られ方

【おかずクラブ・オカリナ】変わったのは、私自身ではなく、私の切り取られ方

「売れたい」とは思っていたけど、売れた後のことはまったく考えていなかった

――おかずクラブ結成が2009年ということですが、デビューしたときからすると、やりやすくなった、逆に大変だった時期はありましたか?オカリナ「忙しかったときはしんどかったですね。売れたいと思ってはいたけど、売れた後のことをまったく考えてなかったんです。売れた途端、街中で指をさされたり、リュックをひっぱられ、走って逃げたりしていて。今は、 夏の暑い日も見つからないよう、帽子をかぶったりしないといけなくなったのは大変です」――「売れたい」と思っていたということですが、それに対して実際に何かしたということはありましたか?オカリナ「私がやったことは、吉本の養成所に入ったくらいで、あとはゆいPがいろいろやってくれたので」

――思い返して、売れたきっかけは何だったと思われてますか?

オカリナ「2015年に『おもしろ荘』に出たのがきっかけで、それを業界の人が見てくれて番組に呼んでくれた感じです。養成所を卒業して5年か6年経った頃でした」――養成所からの5、6年の間は、どんな感じでしたか?オカリナ「バイトをしたり、ネタ見せをしたり。いずれは売れるんだろうと思ってたんです。根拠のない自信があって。私の場合は、一人暮らしで親からの干渉も少なかったし、バイトでお金もそれなりに稼いでいたし、資格をもっていたことも大きかったかもしれません」――そういう周りからのプレッシャーがないとかお金の心配がないことって、心にも余裕ができそうですもんね。看護師の資格があったことも大きかったですか?オカリナ「飲食店のバイトもしてたんですけど、看護師の派遣会社にも登録していて、連絡がくると看護師として働きに行ってました。飲食店は突然休むことが続くと怒られたりするので、看護師の派遣の仕事はそこを心配しないでいいのが一番よかったですね。芸人の仕事は突然決まることが多かったので」

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