「ポータブルWi-Fi」レビュー
25/03/2022
ドコモhome 5Gの専用ルーター「HR01」
自宅でインターネットを利用する際、光回線やCATVなどの固定回線を使うことが多いのではないでしょうか。しかし固定回線は、開通までに時間とコストが多めにかかるのが悩みどころです。【画像】auとUQの「Speed Wi-Fi Home 5G L12」 そこで選択肢となるのが、工事がなく最小限の時間でネット環境を構築できる「ホームルーター」です。賃貸物件やシェアハウス、短期間の利用など、エリアや建物の都合で固定回線を引きにくい場合におすすめです。
「home 5G」はNTTドコモが提供するホームルーターサービス。サービス名のとおり「5G」通信に対応しており、データ容量は使い放題です(直近3日間のデータ利用量が特に多い場合は通信が遅くなる場合があります)。 月額料金は4950円(税込、以下同)ですが、ドコモスマートフォンの対象プランを契約している場合、スマホ側の月額料金が最大1100円割り引きになります。 専用ルーターはシャープ製の「HR01」で、5G対応エリアでは下り最大4.2Gbps、4G(LTE)利用時には最大1.7Gbpsでのデータ受信が可能です。 なおルーターから各接続デバイス間のWi-Fi接続における最高速度は、1201Mbps(=1.201Gbps)まで。同時接続台数は、65台(Wi-Fi:64台/有線LAN:1台)です。また本体のQRコードをスマホのカメラで読み込むだけで接続できる簡単接続機能も備えます。端末価格は3万9600円です。
auの「ホームルータープラン5G」も5G対応のサービスです。月額料金は5458円で、2年契約を適用した場合は5271円に。さらに「5Gルーター割」によって25カ月間は550円引きの4721円になります。 さらにauスマートフォンの対象プランを契約している場合は、「auスマートバリュー」割の対象になるため、最大1100円の割引が永年適用となります。 データ容量と通信速度はモードにより使い勝手が変わります。「スタンダードモード」(標準のモード)の場合、「WiMAX 2+」と同等のエリアにおいて、月間データ容量制限なしで通信可能。なお、一定期間内に大量のデータ通信を行った場合、混雑する時間帯で通信速度を制限する場合がある――とのことです。※初出時、速度制限の条件について誤りがありました。おわびして訂正いたします もう1つの「プラスエリアモード」(無料)に切り替えると、auサービスと同等のエリアで通信が可能に。後者の場合に関しては、月間30GBまでの通信量上限が定められています。なお「エクストラオプション」を申し込むと、月間容量を超過したのち、2GBごと2750円で自動加算される仕組みになります。 主要な機種はNECプラットフォームズ製の「Speed Wi-Fi Home 5G L12」。仕様としては、Wi-Fi 6をサポートし、5Hz接続時には最大2.4Gbpsに、有線LAN接続時には最大1Gbpsの高速通信に対応。接続については、WPSに加え、スマホアプリ「NEC WiMAX +5G Tool」からQRコードを読み込む操作にも対応します。 価格は4万3200円ですが、36カ月間の割引を適用すると実質0円で利用可能です。
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