ファーウェイのアプリプラットフォーム、月間アクティブユーザーが5億8000万人に―中国

ファーウェイのアプリプラットフォーム、月間アクティブユーザーが5億8000万人に―中国

中国メディアの証券日報によると、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のコンシューマー事業担当の余承東(リチャード・ユー)最高経営責任者(CEO)は27日、同社の公式アプリプラットフォーム「HUAWEI AppGallery」の月間アクティブユーザーが5億8000万人に達し、全世界で登録している開発者は450万人を超え、18万7000を超えるアプリがHMS Coreに対応し、モバイルアプリエンジン計画が間もなく正式にスタートすると発表した。余氏によると、「シームレスなAIライフ」が同社の今後5~10年間のコンシューマービジネスの長期戦略で、「健康・フィットネス」「スマートホーム」「イージートラベル」「スマートオフィス」「エンターテインメント」の5つの主要なシナリオに注目している。ファーウェイは昨年、自社OS「Harmony OS」を搭載したスマートフォンを発表した。余氏によると、同社のモバイルアプリエンジンは、PCアプリエコシステムの幅をさらに広げることになり、今年も引き続き同OSを通じてシームレスなAIライフ戦略を後押ししていく。ファーウェイの2021年の売上高は約6340億元(約11兆6000億円)で、前年の8914億元から2500億元以上減った。主な要因はスマホ業務の減少だ。現在はスマホ以外の市場で主導権を握ろうとしている。ファーウェイの3つの事業分野の柱は、コンシューマー向け事業、通信事業者向け事業、法人向け事業だ。通信事業者向け事業の売上高は2017年の2978億元から2020年には3026億元(約5兆5389億円)、コンシューマー向け事業は同2378億元から4829億元(約8兆8409億円)、法人向け事業は同549億元から1003億元(約1兆8362億円)へとそれぞれ増加している。通信事業者向け事業の売上高に大きな変化はないが、コンシューマー向け事業と法人向け事業は共に約2倍となった。コンシューマー向け事業の売上増の多くが、PCやタブレット、テレビ、ウエアラブルデバイスによるものだ。余氏によると、膨大なスーパーデバイスが同社の成長における新たなエンジンとなる。ファーウェイはこの日の「スマートオフィス」グローバル発表会で、ノートPC「HUAWEI MateBook」シリーズのフラッグシップモデル「MateBook X Pro」の新型や本物の紙を見ているようなタブレットデバイス「HUAWEI MatePad Paper」、「HarmonyOS 2」を搭載したタブレット「HUAWEI MatePad」の新型などを発表した。(翻訳・編集/柳川)

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