ハサミでカットできるスマート照明「Hueライトリボンプラス」を試してみた:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

ハサミでカットできるスマート照明「Hueライトリボンプラス」を試してみた:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

 Philipsのスマート電球「Hue」といえば、スマートホーム製品の代表格として、スマートスピーカーのユーザーにはすっかりおなじみの製品だ。「Amazon Echo」や「Google Home」とセット販売が行われていることも多いため、これらと同時に購入して音声で照明をコントロールしているという人も少なくないだろう。

 そんなHueのラインアップの中で、異色の存在がリボン型の照明「Hueライトリボンプラス」だ。製品写真を見ると何やら細長い形状で、メジャーのような目盛りが付いているようだ。これが本当にライトなのか、またどのようにして使うのか、Hueの利用者としては気になる存在だ。

Philipsのスマート照明「Hue ライトリボン プラス」。一見照明とは思えない形状だ。自由にカットして使えるのが特徴

 今回は実際に購入したので、試用レポートをお届けする。

ハサミでカットできるスマート照明「Hueライトリボンプラス」を試してみた:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

長さ2m、ハサミでカットして使用可能

 本製品は、テープのような本体に等間隔でLEDが埋め込まれ、両面テープで壁面に貼り付けて使用するスマート照明だ。名称こそリボンだが、実測4.4mmとそこそこの厚さがあることから、むしろベルトといった方がしっくりくる。長さは2mと、両手をいっぱいに広げて伸ばしたよりもさらに長い。

 ユニークなのは、この2mの本体を、33cm単位で切断して自由な長さで使えることだ。ハサミを使い、製品に印字されている切り取り線からカットするだけでよく、カットした断面を特に加工する必要もないというから面白い。逆に別売のエクステンションを追加し、最大10mまで伸ばすことも可能だ。

用途としては、製品ページに「壁や棚、ソファやベットの下、カウンターなどに取り付け間接照明として」利用できるとある。本製品は1600lm(ルーメン)と、電球タイプのHueの約2倍明るいので、直接目に入る使い方ではなく、間接照明として使うのが正しい。これについては後述する。

パッケージ。本体長は2mで、別売のエクステンション(1m)を接続することで最大10mまで延長できる付属品一式。本体とつながった電源ボックス、ACアダプター、ケーブル、説明書が付属する表面は透明な軟質樹脂で覆われており、等間隔にLEDが埋め込まれている両面テープで貼り付ける仕組みだ幅は公称値15mm、実測値では13.5mmだ厚さは公称値5mm、実測値では4.4mmとそこそこあるFRISKのケースと設置面積が同じくらいの電源ボックス。裏面には両面テープがあり、壁面などに貼り付けられるライトリボン本体(後方)に比べると電源ボックスはそこそこ厚さがあるので、設置時にはどうやって隠すか工夫が必要だ

設定方法は電球タイプのHueと同じ

 設定方法そのものは電球タイプのHueと同じだ。スマホのHueアプリを操作し、無線接続でハブの役割を果たす「Hueブリッジ」と連携させた後、スマートスピーカーに認識させる。スマホアプリ上では一般的な電球タイプと同様に「ライト」として扱われ、調光機能などの操作方法も全く同じだ。余談だが、別売オプションである「Dimmerスイッチ」によるリモコン操作も行える。

まずはスマホのHueアプリを使ってブリッジと連携させる。「ライトのセットアップ」をタップ(画像=左)。検索ボタンをタップすると自動的に検出される(画像=右)。この時点で「Hueブリッジ」は電源を入れておく必要がある「Hue lightstrip plus 1」という名称で検出された(画像=左)。必要に応じて名称は変更できるので、「ライトストラップ」に変更して部屋に割り当てた(画像=右)。スマホアプリからはこの段階でコントロールできる色のコントロールなどの画面は電球タイプのHueと同一だ(画像=左)。「Amazon Echo」の場合、「Hue」のスキルが組み込まれていれば、Alexaアプリの「スマートホーム」から「デバイスを追加」を実行するとすぐ検出される(画像=右)「Google Home」も手順はほぼ同じで、Google Homeアプリで「スマートホーム」から「デバイスの追加」を実行すればよいが、既に導入済みのHueがある場合、いったんリンクを解除してやり直す必要がある(画像=左)。リンクを解除した後、あらためて「Philips Hue」を選んでデバイスの追加を実行する(画像=右)。実質的に再セットアップと同じ形になるLEDがまぶしすぎる問題にどう対応するか1|2|3次のページへ