Philips Hue、多彩に光るスマート照明や種類が豊富になったスマート電球を発表

Philips Hue、多彩に光るスマート照明や種類が豊富になったスマート電球を発表

色彩ある巣篭もりへ。

スマートホーム化に着手するなら、低コストで手っ取り早いのがスマート照明です。スマート照明メーカー大手のPhilips(フィリップス) HueはSpotifyの音楽に合わせてライトを変化させる新機能とともに、自宅のあらゆる空間のためのスマート照明の新ラインナップを発表しました。

発表された新製品の内訳は、色のグラデーション対応のスマート照明やシーリングライト。さらにフィラメントLED電球にはホワイトグラデーションが仲間入りして、スマート電球のもっと明るいモデルも発表されました。

以下、各製品の説明です。

Philips Hue Play gradient light tube:テレビ用の同調した光を演出するアクセサリで、Hue Play gradient light stripと同じような色のグラデーションのテクノロジーを売りにしています。テレビの後ろにつける間接照明の代わりとなる製品ですが、Play gradient light stripのような接着マウントは使用せず、テレビ台の上に置くか壁に取り付けるかです。米国ではコンパクトサイズが180ドル、ラージサイズが200ドルで、2022年1月18日に発売予定。

Ambiance gradient lightstrip:現行のPhilips Hue Ambiance lightstripも、今年は色グラデーション対応へとアップグレード。これによりライトリボンは長さに応じて多彩な色で光るようになります。テレビ裏に設置するという用途のPlay gradient light stripとは別モノです。長さ1メートルが70ドル、2メートルのセットが170ドルで米国では10月5日に発売とのこと。

Philips Hue、多彩に光るスマート照明や種類が豊富になったスマート電球を発表

Gradient Signe floor lampとtable lamp:グラデーション対応の製品が増えましたが、Signe floor lampもその1つ。垂直なライトバーのようなデザインで、ブラックとホワイトの2色展開。Signe table lampは短いタイプになります。どちらも米国では10月12日から発売で、お値段はそれぞれ300ドルと200ドル。

Infuse ceiling light:少し先の2022年1月に発売予定のシーリングライト。白色光とカラー光の両方で頭上を照らしてくれるので、設置した空間に合わせてフルカラーの照明演出を楽しめます。米国での販売価格は300ドル。

White ambiance filament bulb:今回のアップデートで、フィラメントLED電球の種類が増えました。まず白色光だけだった照明カラーには温白色からクールホワイトまでの色合いをつくりだすホワイトグラデーションモデルが登場、サイズ展開も豊富です。A19は35ドル、もっと細長い形状のST19とボール型G25は各40ドル。さらにシャンデリアなどに使えるローソク型のフィラメント電球もあってシングルランプは30ドル、2個入りは50ドルです。大きめなST23とG40も各50ドルで、米国での発売時期は10月中旬とのこと。

Upgraded white and color bulbs:メインの製品群にもっと明るいモデルが増えたことは、恐らく従来の電球からスマート照明に切り替えている最中の人たちにとって重要でしょう。ホワイト、ホワイトグラデーションそしてホワイト&カラー電球に新たに1100ルーメンと1600ルーメンのタイプが登場し、現行の600~800ルーメンと合わせて明るさのバリエーションは3つになりました。米国では10月12日に発売される1600ルーメン以外はすでに販売中。

Spotifyとの連携

Philips HueはSpotifyをHueアプリと連携させることで“光と音楽をより合わせて”、“没入的なエンタメ体験”をつくります。Hue Sync Lightboxで得られるエフェクトと似ていますが、照明が映像ではなくバックグラウンドで流れているSpotifyの楽曲のビート、ジャンルそしてムードに同期するのです。HueアプリはSpotifyの各楽曲のメタデータをリアルタイムで分析します。

この機能は早期アクセスプログラムの一環として、すでにグローバルで一部のPhilips Hueアプリユーザーに展開されています。全ユーザーへのリリースは10月からで、Spotifyの無料と有料ユーザーどちらも同期機能を使えるとのこと。

Signify内のPhilips HueビジネスリーダーJasper Vervoort氏は、スマート電球を他のエコシステムと相互接続しやすくするはずのスマートホーム規格Matterへの同社の計画について語りました。Amazon AlexaとGoogle Assistantへの継続的なサポートに加え、同氏は「Philips Hueシステムの心臓部である」Philips Hue bridgeがMatter規格に対応できるようアップデートされると述べています。さらには「これまでに購入したあるいはこれから購入するPhilips Hue製品はすべてMatter互換性を持つようになる」とのこと。互換性のアップデートは、Matterの規格が正式にローンチされる2022年中に行なわれる予定です。

Source: Signify,