「ポータブルWi-Fi」レビュー
25/03/2022
10月30日(土)~11月8日(月)開催の第34回東京国際映画祭。今年からは六本木地区から日比谷・有楽町・銀座エリアへの移転や17年ぶりとなるプログラミング・ディレクターの変更、部門の改変などもあり、東京国際映画祭が新たに生まれ変わる年になる。
本年度から新たに新設された「TIFFシリーズ」部門。TV放送、インターネット配信等を目的に製作されたシリーズものの秀作を、日本国内での公開に先駆けてスクリーンで上映するというコンセプトの部門において、松田聖子初監督作品『フォークロア2:あの風が吹いた日』が、東京国際映画祭にて本邦世界初披露となる。
「ゲーム・オブ・スローンズ」などで知られるHBOが展開するHBOアジアのホラーアンソロジーシリーズ「フォークロア」は、斎藤工と松田聖子が共演した『家族のレシピ』(18)などで知られるシンガポールの巨匠監督のエリック・クーが製作総指揮を担当し、シーズン1では、日本・韓国・インドネシア・マレーシア・シンガポール・タイの6ヵ国の気鋭監督が、古くから伝わる伝承を基に各国の文化や社会問題について紐解いた作品が上映され、日本からは主演として北村一輝、監督として齊藤工が参加した。
シーズン2では、監督が一新され、タイのシティシリ・モンコルシリ監督、台湾のシー・ハン・リャオ監督、フィリピンのエリック・マティ監督、インドネシアのビリー・クリスチャン監督、シンガポールのニコール・ミドリ・ウッドフォード監督、マレーシアのブラッドリー・リュー監督、そして日本からは、松田聖子が担当し、本作が監督デビュー作となる。
今回、東京国際映画祭では、シーズン2の7本の内、ニコール・ミドリ・ウッドフォード監督『お出かけ』、松田聖子監督作品『あの風が吹いた日』の2作品が上映される。
気になる『フォークロア2:あの風が吹いた日』の内容は、「高校生のミカは、憧れの歌手KENのコンサートに行くためにアルバイトに励んでいる。ある日、ミカは公園でひとりの男がギターを弾きながら歌を作曲しているのに居合わせる。アドバイスを求められたミカは、その男がKENであることに気づく」という、一見ファンタジックなラブストーリー。森崎ウィンがKEN役を、高橋春織がミカ役を演じ、その他、モト冬樹、木村多江などが出演している。
『フォークロア2』は11月4日(木)18:50~@ヒューマントラストシネマ有楽町にて上映予定。※「お出かけ」「あの風が吹いた日」の2作品上映で1プログラム。
フォークロア2:あの風が吹いた日11月4日(木)18:50~@ヒューマントラストシネマ有楽町 にて上映予定※「お出かけ」「あの風が吹いた日」の2作品上映で1プログラム©2021 HBO Pacific Partners, v.o.f Folklore is a service mark of HBO Pacific Partners, v.o.f. All rights
<第34回東京国際映画祭 開催概要>■開催期間:2021年10月30日(土)~11月8日(月)■会場:日比谷・有楽町・銀座地区 ■公式サイト:www.tiff-jp.net