「ポータブルWi-Fi」レビュー
25/03/2022
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
連載目次
対象:Windows 11
Windows 11のデフォルトはMicrosoftアカウントWindows 11のインストール時の初期設定ウィザードでは、Microsoftアカウントをサインインアカウントとするのがデフォルトとなっている。Windows 11 Homeでは、初期設定ウィザードでローカルアカウントに設定することができず、Proでもローカルアカウントに設定するのが面倒になっている。本Tech TIPSではローカルアカウントでサインインできるようにする方法を取り上げる。「Windows 11」では、サインインするアカウントとして、Microsoftアカウントがデフォルトとなっている。Microsoftアカウントでサインインすることで、設定を同期したり、OneDriveにデータを保存したりすることが可能になる。
逆に設定を同期したくなかったり、OneDriveにデータを保存させたくなかったりする場合、Microsoftアカウントでサインインしないようにするとよい。特に共用のPCや簡単に外部へデータを持ち出すのを防ぎたい場合は、「ローカルアカウント」を利用するとよい。
ただ、Windows 11をインストールする際の初期設定ウィザードでは、Microsoftアカウントでサインインをするのがデフォルト設定となっており、ローカルアカウントをサインインアカウントとする方法が分かりにくい(Homeエディションではそもそも初期設定ウィザードでローカルアカウントが設定できない)。そこで、本Tech TIPSではWindows 11でサインインアカウントとして「ローカルアカウント」を設定する方法を紹介しよう。
Windows 11 Proの場合、インストールする際の初期設定ウィザードでローカルアカウントに設定することが可能だ。ただ、手順が少々分かりにくいので、以下で詳しく説明する。
初期設定ウィザードでMicrosoftアカウントを設定している場合は、後述の「2.[設定]アプリの[アカウント]画面でローカルアカウントを追加する」を参照してほしい。
初期設定ウィザードの「このデバイスをどのように設定しますか?」画面が開いたら、[職場または学校用に設定する]を選択し、「職場または学校向けに設定しましょう」画面で[サインインオプション]を選択、次の画面で[代わりにドメインに参加する]を選択、「ユーザー名」「パスワード」「パスワードを忘れた場合」をそれぞれの画面で入力する。
これでローカルアカウントがサインインに利用できるようになる。企業内システムなどでActive Directoryドメインに参加する場合は、ここでは詳細は説明しないが、[システムのプロパティ]ダイアログを開いて、ドメインに参加すればよい。
初期設定ウィザードで[職場または学校用に設定する]を選択してローカルアカウントを設定する(1)[職場または学校用に設定する]を選択して、[次へ]ボタンをクリックする。▼初期設定ウィザードで[職場または学校用に設定する]を選択してローカルアカウントを設定する(2)[代わりにドメインに参加する]を選択する。▼初期設定ウィザードで[職場または学校用に設定する]を選択してローカルアカウントを設定する(3)ローカルアカウント名を入力し、[次へ]ボタンをクリックする。次の画面でパスワードを設定し、「パスワードを忘れた場合」の質問を選択し、回答を入力する。また、「このデバイスをどのように設定しますか?」画面で[個人用に設定]を選択してもローカルアカウントに設定できる。[Microsoftアカウントを追加しましょう]画面で[サインインオプション]を選択、次の画面で[オフラインアカウント]を選択する。[Microsoftアカウントについて]画面で[今はスキップ]をクリックし、[このデバイスを使うのはだれですか?]画面で「ユーザー名」「パスワード」「パスワードを忘れた場合」をそれぞれの画面で入力すればよい。
初期設定ウィザードで[個人用に設定]を選択してローカルアカウントを設定する(1)[個人用に設定]を選択して、[次へ]ボタンをクリックする。▼初期設定ウィザードで[個人用に設定]を選択してローカルアカウントを設定する(2)[サインインオプション]をクリックする。▼初期設定ウィザードで[個人用に設定]を選択してローカルアカウントを設定する(3)[オフラインアカウント]をクリックする。▼初期設定ウィザードで[個人用に設定]を選択してローカルアカウントを設定する(4)[今はスキップ]をクリックする。▼初期設定ウィザードで[個人用に設定]を選択してローカルアカウントを設定する(5)ローカルアカウント名を入力し、[次へ]ボタンをクリックする。次の画面でパスワードを設定し、「パスワードを忘れた場合」の質問を選択し、回答を入力する。▼初期設定ウィザードで[個人用に設定]を選択してローカルアカウントを設定する(6)ローカルアカウントでサインインできるようになる。Microsoftアカウントが設定されていないので、この状態では設定の同期やOneDriveが利用できない点に注意してほしい。Windows 11 Homeの場合、インストールする際の初期設定ウィザードでは、Microsoftアカウント以外のサインインアカウントが設定できない。そのため、初期設定ウィザードでは取りあえずMicrosoftアカウントを設定しておき、ローカルアカウントを追加してから、Microsoftアカウントを削除することになる。
つまり、Windows 11 Homeでローカルアカウントを設定するには、以下のような手順となる。
これで、ローカルアカウントでサインインできるようになる。ローカルアカウントに「管理者」権限を与えたくない場合は、「2.」のローカルアカウントを作成した段階で作業を止めればよい(Microsoftアカウントはシステム管理用に維持しておく)。
また、Windows 11 Proの初期設定ウィザードでMicrosoftアカウントを設定した場合でも、上記の手順でローカルアカウントに変更することが可能だ。
変更手順をもう少し詳しく解説していこう。
[Microsoftアカウントを追加しましょう]画面で、Microsoftアカウントを入力し、[次へ]ボタンをクリックする。次の画面でパスワードを入力、PINを作成する。
サインインアカウントとしてMicrosoftアカウントを設定する(1)Windows 11の場合、Microsoftアカウントを設定するしかないので、取りあえず適当なMicrosoftアカウントを設定して、[次へ]ボタンをクリックする。▼サインインアカウントとしてMicrosoftアカウントを設定する(2)Microsoftアカウントのパスワードを入力して、[サインイン]ボタンをクリックする。▼サインインアカウントとしてMicrosoftアカウントを設定する(3)PINの作成が求められるので、[PINの作成]ボタンをクリックする。▼サインインアカウントとしてMicrosoftアカウントを設定する(4)PINを入力して、[OK]ボタンをクリックする。次の画面で、同じMicrosoftアカウントでサインインした既に設定済みPCから設定と環境設定を引き継ぐかどうかが聞かれるので、[新しいデバイスとして設定する]を選択すればよい。▼サインインアカウントとしてMicrosoftアカウントを設定する(5)Microsoftアカウントによるサインインが可能になる。Windows 11のデスクトップが表示されたら、[設定]アプリを起動し、左ペインで[アカウント]を選択、右ペインで[家族とその他のユーザー]を選択する。
[家族とその他のユーザー]画面の「他のユーザー」欄の[アカウントの追加]ボタンをクリックする。[Microsoftアカウント]ウィザードが開くので、[このユーザーのサインイン情報がありません]をクリックし、「アカウントの作成」画面で[Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する]をクリックする。
「このPCのユーザーを作成します」画面で「ユーザー名」「パスワード」「パスワードを忘れた場合」をそれぞれ入力する。
これで「ユーザー名」のローカルアカウントが作成できる。
ローカルアカウントを追加する(1)[設定]アプリを起動し、左ペインで[アカウント]を選択、右ペインで[家族とその他のユーザー]をクリックして、この画面を開く。「他のユーザー」欄の[アカウントの追加]ボタンをクリックする。▼ローカルアカウントを追加する(2)[Microsoftアカウント]ウィザードが起動するので、[このユーザーのサインイン情報がありません]リンクをクリックする。▼ローカルアカウントを追加する(3)[Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する]リンクをクリックする。▼ローカルアカウントを追加する(4)ローカルアカウント名とパスワードを入力する。▼ローカルアカウントを追加する(5)画面をスクロールして、「パスワードを忘れた場合」欄で質問を選択し、その回答を入力する。これでローカルアカウントが作成できる。Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.