子供のネットを制限しよう→町のネット全体がシャットダウン

子供のネットを制限しよう→町のネット全体がシャットダウン

子供のネットを制限しよう→町のネット全体がシャットダウン

子供のネットを制限しよう→町のネット全体がシャットダウン

SNS中毒って怖い。子どものスクリーンタイムを制限するのに苦労している保護者は多いでしょう。筆者も、頑張っていますが、これがなかなか難しい。最近はオンライン授業が増えてきていて、勉強面でもスクリーンを使うことを推奨されているので、勉強→YouTubeやゲームの移行がシームレスに行なわれてしまうんですよね……。だから苦労しているのは理解しているつもり。でも、だからと言って地域全体のネットをシャットダウンしちゃうのはダメよ。とんでもない結果につながってしまうから。

夜ふかしをやめさせたかった

France Bleuによると、男性は子どものネット中毒具合に頭を悩ませていたそう。そこで、ジャマー(妨害電波発生装置)を使って自宅のネットを夜中から午前3時まで一時的に切断しようとしたのだとか。その時間にネットが繋がらなければ、諦めて寝てくれると思ったのでしょうね。しかし、男性が使ったジャマーは強力で、彼の家のみならず地域全体のネットをシャットダウンしてしまったのです。

フランスでジャマーの使用は違法

ジャマーは通信信号を妨害するもので、無認可の使用は違法です(フランスでも日本でも)。そのため、使用すると逮捕されてしまうそう。地域住民がネットが切断されたと報告し始めたため、行政が動き出しました。その時の報告は次の通り。男性は子ども達からネット環境を奪いたかっただけで、ジャマーが2つの自治体の通信を妨害するとは想像していなかった。National Frequency Agencyの調査により、男性の責任が立証され、法的手続きが開始された。男性は最長6ヶ月の禁固刑と3万ユーロ(約390万円)の罰金に直面しているそう。かなり重い刑なんですね……。これならコンセントを抜いてしまえばいいと思うのですが、そういうことは既に試していて、万策尽きて追い詰められての行動だったのかも。だとしたら、SNS中毒の深刻さに背筋が寒くなるおもいです。ことの発端となった子ども達はどう感じているのでしょうか。同じ親の立場として、子ども達にはネットとの付き合い方を見直してほしいです。

中川真知子