初心者でも大丈夫。植物の成長を促す手入れの方法4つ

初心者でも大丈夫。植物の成長を促す手入れの方法4つ

初めて自宅に若い苗木を持ち帰ると、あらゆる種類の夢と希望がふくらみます。

青々と豊かに育った将来の姿を思い描きますが、そこに至るには、植物に多少の手入れを施す必要があります。

植物における「手入れ」とは、「husbandry」という言葉でも知られていますが、植物をケアし、強くすることです。特定の方法(ワイヤー・ネット・剪定)を用いると、植物はより良い花を咲かせ、最適な成長を促せます。

ただし、その方法には、難易度があります。初心者はどれを試すべきか、判断するのが難しいかもしれません。

この記事で紹介する初心者向けのテクニックを実践することで、栽培者も(その植物も)を正しい方向に向かうことができるはずです。

目次

「ローストレストレーニング(LST)」を使用する方法

テクニックいらずの簡単な手入れ方法

「スクリーン・オブ・グリーン」方式を使用する方法

「ハイストレストレーニング(HST)」を使用する方法

「ローストレストレーニング(LST)」を使用する方法

植物の手入れを始める最も簡単な方法の1つは、ローストレストレーニング(LST)です。

この方法は、植物が非常に若くて柔軟性がある時に始め、(その名の通り)植物と栽培者にかかるストレスは少ないのが特徴です。

LSTでは、植物が成長し始める時に、植物を曲げて固定します。こうすることで、葉が密集するのを避け、太陽光が均等に当たるようにするのです。

その際、植物専用のビニタイを購入するか、柔らかくフワフワしたパイプクリーナーを使用して、茎を新しく曲げた方向にそっと固定します。

ガーデニングサイトのSafer Brandは、植物の鉢に穴を開けてビニタイを固定するか、釣り用の小さな重りを錨として使用することを提案しています。

何を使用するにしても、必要に応じて植物を動かしたり曲げたりし続けられるように、柔軟性のあるものにしましょう。ただし、植物の茎に食い込む可能性のある金属や硬質プラスチックは避けてください。

必要なものが準備できたら、後は、注意力は必要ではあるものの簡単な作業です。Safer Guardでは、面ファスナーを使用して行なっています。

1番外側の枝から始めて、各茎を植物の中心から離して下に曲げます。ビニタイでフックをつくり、茎の周りに巻き付けると簡単です。

ただし、枝や葉が折れない位置を選びましょう。フックを使用して、茎を少しずつそっと引き下げてください。


   初心者でも大丈夫。植物の成長を促す手入れの方法4つ

他にLSTの似たような形としてはワイヤリングがあり、盆栽でよく使用されます。

ワイヤリングは、軽くて柔軟なワイヤーを使用して、植物を望みの形状に曲げます。これは盆栽の手入れで使用され、盆栽の象徴となる水平に広がる枝と形状をつくっています。

テクニックいらずの簡単な手入れ方法

LSTは、ある程度の注意が必要です。光が均等に当たり、より豊かで枝葉の多い植物にするために、新しく育った部分を曲げ続けて、葉が密集しない状態を維持する必要があります。

もう1つのLSTは、テクニックを全く必要としないものです。これは、植物の中心にある茎を曲げるだけです。

やりっぱなしで放置してもいい方法なので、初心者に適しています。

もちろん植物の様子は観察し続けなければなりませんが、この方法では他の茎を曲げる必要はありません。

「スクリーン・オブ・グリーン」方式を使用する方法

テクニックがいらない手入れやLSTは植物の形を整える一方で、「スクリーン・オブ・グリーン」または「scrOG」は、網(ネット)を利用して上方向の成長を促進します。

この場合、網(ネット)の素材は通常、ロープ、プラスチック、または金属で、植物を内側や横でなく上に向かって成長させるように誘導します。

網(ネット)は、PVC配管や金属を使って、植物の周りに茎よりも高い位置に設置されます。茎がここに達すると、網を通り抜けるか、網をつたうようになります。

栽培者サイトのCalifornia Lightworksは、栽培者に「1番外側の枝を持って外側に引っ張ってください」と指示しています。

それから、枝がネットを通り抜けるようにします。枝を所定の位置に絡めたら、次の茎に取り掛かりましょう。

すべての枝がスクリーン全体に水平に織り込まれるまで、内側に向かって茎ごとに作業しましょう。

植物がどんどん伸びてより多くの枝がネットに到達すると、栽培者の好みの高さまで成長し続けます。

この方法は、植物がまだ若くて茎や枝が硬くなる前、または内側に成長する前に、上に向かう成長を促進する目的で用いられます。

「ハイストレストレーニング(HST)」を使用する方法

比較的簡単でもう少しストレスの強い形の手入れとして、植物が成長するにつれて茎の先端を摘む「トッピング」という方法があります。

先端を切り落とすと、太陽光を獲得するためにもっとたくさん芽を出せという合図を植物に送ることになり、さらなる成長を促します。

このプロセスはより多くの時間がかかり、植物にストレスを与えますが、適度に行なうと植物ははるかによく成長します。

「トッピング」は剪定と似ていて、葉を切り落とし、時には茎を切って植物の形を整え、成長を促進させる作業です。

最後に、間引きは、いくつかの種子をまき、成長するにつれて弱いものを取り除いて最も強いものが生き残るようにすることです。

間引きは植物にとって(そして、間引きすることで本質的にその植物を殺している栽培者自身にも)ストレスの多いプロセスですが、強くて健康な植物になるため、芽がよく育つ可能性が高くなります。

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