「ポータブルWi-Fi」レビュー
25/03/2022
テクニクス、幅広い音楽ソースの再生が可能なネットワークCDレシーバー「SA-C600」を発売
パナソニックは2月25日に、「テクニクス」ブランドから、プレミアムクラスのネットワークCDレシーバー「SA-C600」を発売する。価格は11万円。 SA-C600は、好みのスピーカーと接続するだけで、幅広い音楽コンテンツの再生を可能にする、アンプ・CDプレーヤー・ネットワークプレーヤーをワンボディに搭載した一体型オーディオ。 薄型・コンパクトな本体に、アンプ、CMプレーヤー、FMチューナー、ネットワークプレーヤーを凝縮しており、CD音源はもちろん、ハイレゾ音源やラジオ、PCオーディオといったさまざまなメディアに対応している。USB-A/USB-B接続にも対応しているので、USBメモリに保存した音源やPCとのUSB接続によってPC音源も再生できる。また、デジタル(光/同軸)とアナログ音声入力端子も備えているため、テレビやBlu-rayディスクプレーヤー、レコードプレーヤーなどの接続にも対応する。 さらに、Chromecast built-inに対応しているので、スマートフォンやタブレット端末向けのChromecast対応アプリを使用して、幅広い音楽ストリーミングサービスの再生が可能なほか、Amazon Music、Spotify Connect、Deezer、インターネットラジオにも対応する。無線LANやBluetooth/AirPlay 2によって、スマートフォンやタブレット端末の音楽のワイヤレス再生や、PC/NASに保存されているハイレゾ音源などの、ネットワーク経由での再生もできる。Bluetoothの対応コーデックはSBCとAACで、音楽ソースの選択や設定の切り換えといった各種操作をスマートフォンやタブレット端末から実行可能な専用アプリ「Technics Audio Center」も用意している。 本体のCDプレーヤーは上面のトップパネルに搭載し、手動開閉式のスライドドアを開けてディスクをセットして再生するトップローディング方式で、再生中に回転するディスクの様子を美しく照らし出す。 ほかにも、MM型カートリッジに対応したフォノイコライザーアンプ、フルデジタルアンプ技術「JENO Engine」、クロック回路の電源をローノイズ化する「Clean Powered Clock Generator」、アンプ専用の電源を独立させた「Twin Power Supply Circuit System」、スピーカーの設置場所に合わせて最適な音質に調整する「Space Tune」を搭載している。 本体は、「テクニクス」のオーディオコンポーネントのデザインを踏襲し、トップパネルには質感豊かなヘアライン仕上げのアルミニウム材を採用しており、薄型・コンパクトなデザインと合わせて、インテリアとよく調和する。また、アルミニウム材は3mm厚を使用することで、内部振動の発生を低減し外部からの振動を抑制するなど剛性と制振性を向上させている。 なお、パナソニックのターンテーブル「SL-1500C」や「SL-1200MK7」と高さを揃えた薄型フォルムを採用しているので、2台を横に並べた際には一体感のあるオーディオシステムとしての雰囲気を演出できる。
最終更新:BCN