iPhoneのストレージが足りない! そんな危機にすかさず空き容量を増やすコツとは?

iPhoneのストレージが足りない! そんな危機にすかさず空き容量を増やすコツとは?

てっぱんアプリ!

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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 長く使っていくうちに、iPhoneのストレージがアプリや動画・写真などで一杯になってしまったら、どうすればいいのだろう。容量の大きな新機種に乗り換える、というのは最終手段として、今の機種で可能な限り容量を節約する方法をいくつか紹介してみたい。

iPhoneのストレージの空き容量を増やす方法を紹介

使っていないアプリを自動削除、または一時的に削除する

 まず初めに試したいのが、ほとんど使っていないアプリを削除するというもの。アプリ本体だけでなく、そのアプリに付随するデータも含めると、ものによっては数百MB~数GBもの容量を占めている場合がある。それらを削除すれば、一気に空き容量を確保することができるだろう。

 手っ取り早く空き容量を増やしたいなら、iOSが標準で用意している、使っていないアプリを自動で削除してくれる機能を使おう。手順は、「設定」アプリの「一般」→「iPhoneストレージ」にある「非使用のAppを取り除く」を有効にするだけだ。

「設定」アプリの「一般」から「iPhoneストレージ」を選択「非使用のAppを取り除く」について「有効にする」ことで節約可能

iPhoneのストレージが足りない! そんな危機にすかさず空き容量を増やすコツとは?

 この場合は、ストレージの空きが少なくなってきたときに、使っていないアプリの本体のみが削除され、「書類とデータ」はそのまま保持される。再びアプリが必要になったときにはインストールし直せば、以前の設定やデータをそのまま利用できるので安心だ。

 ただ、アプリ本体よりも「書類とデータ」の方が大きい場合、アプリ本体だけ削除してもストレージの節約効果は薄い。同じ「iPhoneストレージ」の画面では、インストール済みアプリが占有サイズの順に一覧され、前回いつ使用したかがわかるので、サイズが大きく、かつあまり使っていないアプリを手動で削除するのも手だ。

「iPhoneストレージ」画面では、インストール済みアプリが占有サイズの順に一覧表示されている「Appを取り除く」で削除すれば、アプリ本体とデータの両方を消去して空き容量を確保できる

高解像度の写真をiCloudのみに保管する

 ストレージで最も容量を占有しやすいのが、動画や写真。自分で撮影した思い出の映像はなかなか削除できないものだけれど、そういう大事なファイルはそのままに、空き領域を広げる方法もある。

 1つは、クラウドストレージサービス「iCloud」との連携設定を変える方法。「設定」アプリの一番上にあるユーザー名のところをタップして、「iCloud」→「写真」へと進む。そこで「iCloud写真」がオン(撮影した写真などをiCloudに自動アップロードする設定)になっているときは、その下の「オリジナルをダウンロード」になっていないか確認しよう。

 容量を節約したいときは「iPhoneのストレージを最適化」を選ぶことで、オリジナルサイズの画像・動画はiCloudにアップロードされ、解像度の低いデータが端末に残る。画質が低くなる分ファイルサイズも小さくなるので、ストレージの消費量も少なくなるというわけだ。

「設定」アプリの一番上をタップした後、「iCloud」を選択さらに「写真」をタップ「iCloud写真」がオンで「オリジナルをダウンロード」となっている「iPhoneのストレージを最適化」に切り替えることで節約できる可能性がある

完全に写真・動画が削除されているか改めて確認する

 iOS標準の「写真」アプリで不要なデータを削除したはずなのに、空き容量が増えた気がしないときは、本当に削除されているかどうかを改めてチェックしたい。

 というのも、「写真」アプリ上で写真や動画を削除しただけでは、実はファイルは完全には削除されておらず、「最近削除した項目」にいったん移動されるだけなのだ。この「最近削除した項目」内のファイルを削除するには、「設定」アプリの「一般」→「iPhoneストレージ」にある「写真」で、「“最近削除した項目”アルバム」について「削除」すればOKだ。

「写真」アプリでファイルを削除したつもりでも、「最近削除した項目」に移動するだけ「設定」アプリの「一般」→「iPhoneストレージ」→「写真」で、「“最近削除した項目”アルバム」を「削除」する

不要な動画、見終わったコンテンツを削除する

 「動画」ファイルを削除したいときは、「設定」アプリの「一般」→「iPhoneストレージ」で、「自分のビデオを再検討」という項目を見てみよう。ここではファイルサイズが大きい順に一覧されるので、必要のなさそうなファイルを削除すれば節約できるはず。

「iPhoneストレージ」内の「自分のビデオを再検討」が表示されているときは……ファイルサイズの大きい順に一覧できるので、中身を確認して削除しよう

 また、「自分のビデオを再検討」と同じ並びで「ダウンロード済みのビデオを見直す」という項目が表示されてることもある。これは、Netflixなどの動画配信アプリでコンテンツをiPhoneにダウンロードしているときに現れることがある。

 ダウンロードしたエピソード単位で削除できるので、視聴済みのコンテンツを削除することで大幅な空き容量アップを狙える。こうした余計な動画ファイルが残っていないかどうかは、こまめにチェックしたいものだ。

「ダウンロード済みのビデオを見直す」が表示されているときは……動画アプリなどでダウンロードしたコンテンツが一覧される。視聴済みのものは削除しておきたい