「ポータブルWi-Fi」レビュー
25/03/2022
アンシス・ジャパンは2月5日、都内で記者会見を開催し、同社の親会社となるANSYSが米国で1月28日(現地時間)に発表した同社のCAEシミュレーションツールの最新バージョンとなる「ANSYS 2020 R1」の提供を開始したことを明らかにした。
ANSYSは物理演算などを含むCAE(Computer Aided Engineering、コンピューターを利用した設計、製造支援のこと)ソフトウェアとして知られており、自動車業界向けとしてはシミュレーションツールとして利用されることが多く、ANSYSを利用するとライトが放つ光がレンズの中でどのように反射するか、あるいは自動運転で活用するカメラがどのようなデータを得ていて死角はないのかなど、すべてコンピューター上でシミュレーションすることが可能になっている。
今回リリースされたANSYS 2020 R1では、そうしたシミュレーションに利用するデータを統合的に管理する「Minerva」、自動運転車の開発をより効率よく行なうことができる「VRXPERIENCE」、照明シミュレーションが行なえる「SPEOS」などの機能が強化された。
ANSYSによれば、VRXPERIENCEとSPEOSはマツダで開発に採用されており、マツダ 統合制御システム開発本部 副本部長 吉岡透氏より「システムの安全性を高め、製品化までの時間を短縮しつつ、物理的なプロトタイプの開発と試験フェーズにかかる時間を大幅に減らすことが可能になります」とのコメントが寄せられている。
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