ハイエースをベースにした“AIキャンピングカー”、Amazon Alexa搭載「Robinson AI」を開発

ハイエースをベースにした“AIキャンピングカー”、Amazon Alexa搭載「Robinson AI」を開発

キャンピングカー株式会社とファーストカスタム株式会社、年内の発売を予定

 「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(JAPAN C.R.C.)」を運営するキャンピングカー株式会社とキャンピングカーの製造・販売を手掛けるファーストカスタム株式会社は1月13日、ハイエースをベースにAmazon Alexaの独自スキルを搭載した、AIキャンピングカー「Robinson AI(ロビンソン エーアイ)」の開発を発表した。2022年中に一般販売開始の予定としている。

ハイエースをベースにした“AIキャンピングカー”、Amazon Alexa搭載「Robinson AI」を開発

 Robinson AIは、Amazon Alexaを搭載してスマートホーム化し、「自社開発したAlexaスキルで、これまでにないキャンピングカー体験を提供する」とのこと。

 両社によると、ハイエースをベースに荷室部分を外装のボディパネルから作り直した「ハイエースキャブコン」が近年人気を博しているが、日本のキャンピングカー業界では製造できる事業者が少なく、納車予定のスケジュールをオーバーしてしまうケースが多発していたという。

 そこで、自社で一から開発を手掛けることで、製造スケジュールを管理できるようにする。また、これまでに蓄積した知見を、車内レイアウトや装備内容の細部にまで反映させるとしている。

 キャンピングカー株式会社では、運営するJAPAN C.R.C.において、自社開発の車両を採用することでオペレーションを効率化し、新たなレンタル利用層を拡大する狙いもあるという。全国の乗り捨て(ワンウェイ)利用の実現、遠隔修理などによる車体休眠期間短縮、オペレーションコストの最適化が見込まれている。