「ポータブルWi-Fi」レビュー
25/03/2022
LGが、年明けに開催されるCES 2022へ出展予定のライフスタイル製品「StanbyME」を発表しています。スタンドの上に27インチのディスプレイを搭載し、使いたい場所、使いたい向き、使いたい高さに画面を配置して視聴が可能です。
この扇風機みたいなテレビは、ディスプレイ部を回転させて縦画面にすることも可能。その状態でテレビ放送を視聴することはあまりないかもしれませんが、たとえばスマホで撮影した縦長動画をミラーリングして見たり、イベント会場のウェルカムボードに使ったりといった使い方ができそう。
視聴可能なコンテンツとしてはYouTube、Netflix、Amazonプライム・ビデオなどがあり、画面はタッチ式パネル式なので、キッチンに置けばレシピ動画を見ながら料理をするのにも便利そうです。もちろんリモコンも付属し、ジェスチャー操作もできるとのこと。
PCやモバイル機器とは上記のミラーリング機能やHDMI、USB経由で接続して画面表示ができるため、小規模なプレゼンに使ったり、テレビ会議またはオンライン授業、病室に置く入院患者用のテレビとしても便利そうです。
内蔵のバッテリーによる駆動時間は約3時間と少し短め。『タイタニック』や『シンドラーのリスト』、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作といった長尺作品を見ようと思わなければ、ほとんどの映画は最後まで流しきれる余裕があります。
どちらかと言えば家庭向けテレビとしてよりも、オフィスや業務での活用の幅が広そうなStanbyMEですが、LGは発表時点で価格や販売に関する情報を示していません。その詳細はCES 2022で明らかにされるはずです。
ところで韓国国内では、LGはStanbyMEと呼ばれる製品をすでに発売中。eBayにも約1170ドル(約13万円)で出品されています。CES 2022へ出展する製品と仕様が同じかどうかはわかりませんが、少なくともこちらのバージョンはテレビチューナーを内蔵しておらず、テレビというよりは可搬型スマートディスプレイとでも呼ぶのが正しそうです。
Source:LG
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