若者向けメディア「VICE」、SPAC交渉が終了し既存投資家から8,500万米ドルを調達——共同創業者は議決権を放棄【報道】

若者向けメディア「VICE」、SPAC交渉が終了し既存投資家から8,500万米ドルを調達——共同創業者は議決権を放棄【報道】

<ピックアップ> Vice Raises $85 Million as SPAC Talks End, Smith Yields Control

若者向けメディア「VICE」、SPAC交渉が終了し既存投資家から8,500万米ドルを調達——共同創業者は議決権を放棄【報道】

The Information の8月31日の報道によると、モントリオール発のスタートアップで若者向けメディア「VICE」を運営する VICE Media は特別目的買収会社(SPAC)による IPO の交渉をひとまず終了し、既存投資家から8,500万米ドルを調達した。この取引の一環として、共同創業者の Shane Smith 氏は議決権を放棄すると報じられている。

現在の目標は VICE Media を黒字化することだ。同社は、7GC & Co. が出資する SPAC との合併による IPO で資金を調達したいと考えていたが、James Murdoch 氏の Lupa Systems や Sixth Street Partners などの既存投資家は、今すぐにでも黒字化を達成できるようにするため同社へ投資することに同意していた。

VICE Media の時価総額は確定できていないが、今年初めの報道によると、SPAC が Vice に提示した金額は約25億米ドルで、2017年当時のピーク時の時価総額である57億ドルに比べて約56%も低くなっている。この報道が出る数日前には、VICE Media の編集部門で働いていた20人弱を解雇したことが明らかになっていた。

via The Information

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度「BRIDGE Members」を運営しています。会員向けコミュニティ「BRIDGE Tokyo」ではテックニュースやトレンド情報のまとめ、Discord、イベントなどを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。登録は無料です。
無料メンバー登録