「ポータブルWi-Fi」レビュー
25/03/2022
iPadOS 15ではホーム画面が大きく変更された。ホーム画面の好きな位置にウィジェットを置けるようになり、「Appライブラリ」の機能も追加された。
言ってしまえば、ウィジェットもAppライブラリも、昨秋のiOS 14でiPhoneには導入済みで、それが1年遅れでiPadにもやってくる、という話でもある。遅いよと思うかもしれないが、遅れたとしてもありがたい新機能だ。
とくにウィジェットはiPadの広い画面を活用できる機能でもあるので、遅れてもiPadOSにやってきたのは大歓迎だ。iPhoneではスペースの都合で重ね置き(スタック)せざるを得なかった大サイズのウィジェットも、iPadの画面ならば余裕を持って複数並べることができる。
もちろん大画面でもウィジェットを並べるには、ホーム画面を整理してアイコンを減らした方が快適だ。そしてそれには新機能の「Appライブラリ」が役に立つ。
Appライブラリ。使い勝手はiOS 14と同じだAppライブラリにはiPadにインストールされている全てのアプリが自動分類されて表示される。その一方でアプリ自体を残しつつアイコンだけを消す、ということができるようになった。これにより、使用頻度の低いアプリのアイコンをホーム画面から消し、必要なときに「AppライブラリやSpotlight検索、通知から起動する」という使い方ができる。こちらも基本的な機能は、先行導入されているiOS 14のAppライブラリと同じだ。
この新しいホーム画面は、iPadOS 15/iOS 15共通の新機能である「集中モード」とも相性が良い。詳細は別記事のiOS 15レポートも参照していただきたいが、 「集中モード」はモードごとに通知設定だけでなく、表示するホーム画面を切り替えることも可能だ。
ホーム画面の編集モードから非表示設定やページ入れ替えもできるこれにより、 仕事モードではエンタメ関連のアプリとウィジェットは表示しないとか、逆にプライベートの時間帯には仕事のアプリとウィジェットは表示しない、といった運用が可能になる。
モード切り替えは位置情報をもとにすることもできるので、 会社を離れればプライベートモードに切り替わり、仕事のアプリとウィジェットが表示されなくなる、といったこともできる。
Appライブラリを使ってアプリアイコンを整理し、余裕のできたスペースにウィジェットを置き、利用シーンごとに表示するホーム画面を自動変更させる、そういった使い方が可能になるのだ。
ホーム画面の整理から集中モードの編集までをやるのはなかなか大変だが、しっかりと設定できればかなり便利に使えそうだ。
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