iPhone「スクリーンタイム」とは?使い方・オンオフ設定

iPhone「スクリーンタイム」とは?使い方・オンオフ設定

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スクリーンタイム(Screen Time)とは

iPhoneにあるスクリーンタイム(Screen Time)とは、アプリケーションやウェブサイトの閲覧にどれぐらいの時間を費やしているのか確認できる機能です。

子供のiPhone端末の利用時間制限や、年齢対象外のアプリ利用を制限できるので、子供がiPhone端末を使っている方にとっても便利です。

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2018年にアップデートされたiOS12.0から追加された機能で、iPhoneを使わない時間帯やアプリケーションのカテゴリごとに制限時間を設定できるようになりました。当然、2019年にリリースされた最新機種のiPhone11シリーズ(iOS13以降)でも問題なく使うことができます。

スクリーンタイムを利用することで、自分がどれぐらいスマートフォンを利用しており、どんな機能を多用しているのかを把握できるので、使いすぎ防止にも役立ちます。

端末使用状況を共有可能

端末間で共有をオンにしていると、iCloudにサインインしているすべてのデバイスの合計時間をスクリーンタイムで表示できるようになります。

ファミリーのスクリーンタイムを設定できるので、子どものスマートフォンの利用状況が確認でき、機能制限も可能です。「子どもにスマートフォンを持たせているけれど、使いすぎているようで心配」という方にはぜひ使用してほしい機能です。

スクリーンタイムの使い方・設定方法

最初に設定アプリを起動し、「スクリーンタイム」を開き、「スクリーンタイムをオンにする」をタップします。スクリーンタイムに関する簡単な説明が表示されるので、読み終えたら「続ける」をタップしましょう。

次に自分用か子ども用か聞かれるので、「これは自分のiPhoneです」をタップしましょう。これでスクリーンタイムがオンになります。

使用状況を確認する

使用状況を確認してみましょう。

スクリーンタイムを開くと一番上の欄にiPhoneを使用した時間とカテゴリごとの使用時間を表示した棒グラフが表示されます。さらに端末名(あるいは「すべてのアクティビティを確認する」の部分)をタップすると詳細が確認できます。

詳細画面では「今日」と「過去7日間」が表示され、それぞれのレポートを確認できます。

一番上のスクリーンタイムの項目では時間ごとのレポートが確認できます。その下の「よく使われたもの」の項目では、使用されたアプリやカテゴリごとの使用時間を確認できます。

「よく使われたもの」の横にある「カテゴリを表示」「AppとWebサイトを表示」をタップすると、それぞれを切り替えられるようになっています。

アプリ・カテゴリごとに制限する

スクリーンタイムでは、1日に使用できる時間や曜日を決めてアプリの使用時間を制限できます。使用制限の設定は「スクリーンタイムレポート画面」か「App使用時間の制限」から設定できます。

iPhone「スクリーンタイム」とは?使い方・オンオフ設定

スクリーンタイムレポートから制限する場合は、「設定」アプリを起動し、「スクリーンタイム」→「端末名」(あるいは「すべてのアクティビティを確認する」)をタップしていきます。「よく使われたもの」から制限したいアプリをタップし、「制限を追加」をタップします。次の画面で時間や曜日の設定をすれば、設定は完了です。

「App使用時間の制限」から制限する場合は、「設定」から「スクリーンタイム」→「App使用時間の制限」→「制限を追加」をタップします。

アプリのカテゴリ一覧が表示されるので、それぞれのカテゴリから制限するアプリを選んで「次へ」をタップし、使用時間を設定して「追加」すればOKです。こちらも曜日別に時間設定できるようになっています。

それぞれの制限は毎日午前0時にリセットされるので、注意するようにしましょう。

休止時間を設定する

休止時間を設定すると、許可したアプリ以外は使えなくなります。SNSなど時間を決めて使いたいアプリがある場合には、便利な機能です。

休止時間を設定するためには「設定」から「スクリーンタイム」をタップし、「休止時間」をオンにします。開始と終了の時間を決め、制限する時間を設定すれば設定は完了です。

「休止時間中にブロック」を有効にした場合は、制限時間中に利用したい際にパスコードが入力になります。

コンテンツ・プライバシーの制限

「コンテンツとプライバシーの制限」は、子どもが利用者の場合に不適切なコンテンツを閲覧しないように保護者が端末を設定できる機能です。たとえばアプリやコンテンツ購入、位置情報の制限などが可能になります。

「設定」から「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」をタップし、「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにします。

成人向けのウェブサイトを制限する場合は「コンテンツ制限」→「Webコンテンツ」→「成人向けWebサイトを制限」をタップします。アプリの年齢制限を設定する場合は、「コンテンツ制限」「App」をタップし、許可する年齢を設定します。

デバイス間での共有

デバイス間で共有する場合は、「設定」から「スクリーンタイム」をタップし、「デバイス間で共有」をオンにします。

デバイス間の共有をオンにすると、スクリーンタイム画面上に表示していたデバイスの名前が「すべてのデバイス」になり、右上の「デバイス」をタップすると端末の切り替えができます。

子供の利用時に!ファミリーのスクリーンタイムを設定

スクリーンタイムでは、自分の端末から子どものスクリーンタイムのレポートの確認や設定を行えます。

「設定」から「スクリーンタイム」→「ファミリーのスクリーンタイムを設定」→「お子様を追加する」をタップし、Apple IDでサインインすると設定が行えます。

Apple IDを取得していない場合は「ファミリーのスクリーンタイムを設定」→「お子様のアカウントを作成」をタップし、誕生日、名前、メールアドレス、パスワード、秘密の質問と答えなどの入力を行えばアカウントが作成できます。

機能制限されるとどうなる?解除方法は?

スクリーンタイムを設定すると、アプリや使用時間などを制限できるようになります。でもどうしても使用したい場合もありますよね。そんなとき、どのような手順を踏めばよいのでしょうか。

アプリが使えなくなる

休止やApp使用時間の制限を行ったアプリは、通常より暗くなり、アプリの横に砂時計のマークがつきます。

これらのアプリをタップしても「時間制限 ○○の制限時間を超えました。」と表示されてしましまいます。

制限を解除する方法

どうしても使用したい場合は「制限を無視」をタップして「15分後に再通知」または「今日は制限を無視」にすると、そのアプリを使えるようになります。

「使用時間終了時にブロック」や「休止時間中にブロック」の設定を有効にしている場合は「時間延長の許可を求める」から「スクリーンタイム・パスコードを入力」をタップし、4桁のコードを入力しましょう。すると許可する時間を聞かれるので、選択すれば解除できます。

注意するべき点として、制限中のアプリは一切の通知が来ないという点があげられます。たとえばLINEなどのメッセージアプリで友だちから通知が来たとしても、制限がかかっていれば通知が表示されることはないので注意しましょう。

スクリーンタイムをオフにする方法

スクリーンタイムをオフにする場合は、「設定」から「スクリーンタイム」をタップし「スクリーンタイムをオフにする」をタップします。これでスクリーンタイムの設定をオフにできます。

スクリーンタイムをオフにする設定はいつでもできますが、オフにするとスクリーンタイムの設定や使用時間などのレポートがすべて削除されるので注意するようにしましょう。逆にいえば、すべてのデータを消したいときには、スクリーンタイムのオフにすればOKです。

スマホを使う時間の目安に

スクリーンタイムはiPhoneの使用時間をアプリやカテゴリごとに表示できる便利な機能です。

自分がどのアプリに時間をかけているのか一目で把握できますし、アプリやカテゴリごとに制限をかけられるので、使いすぎを防止できます。

スクリーンタイムはお子様のスマホ使用時間の制限やコンテンツの制限などにも有効です。スクリーンタイムの機能をうまく使って、スマホの使い過ぎを防ぎましょう。

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