データ通信専用サービスはなくなるの?

データ通信専用サービスはなくなるの?

通話サービスは必要とされていないという現実

 ドコモのahamoでは、その基本料金に国内通話料金5分無料が含まれる。ところが、auは、povoのサービスイン時、同等サービスをトッピングと呼ばれるオプション提供とし、見かけの基本料金を下げた。最初のサービスイン時の2021年3月には、これによって見かけの基本料金がahamoより安く見えた。

データ通信専用サービスはなくなるの?

 2021年1月に開催されたauの説明会では、20代のauユーザーの6割以上が1カ月あたり10分間しか通話していないという事実が明らかにされた。だから「かけ放題」等のプランをサービスから切り離したという説明があった。

 多くのユーザーがLINEやMessengerなどのSNS付帯の無料サービスを利用して通話をするため、通信事業者側が提供する通話サービスを必要としていないという判断をしたということだ。

 これはとてもよく分かる。かけ放題どころか、通話ができなくてもあまり困らなかったりもする。データ通信専用のサービスで十分なのだ。ただ、SNS経由でのコミュニケーションができない相手と連絡しなければならない場合もあり、保険的な意味合いで、とりあえず、高額でも通話ができるサービスを契約しているケースがほとんどだろう。